出会いが宝!100カ国目のマダガスカル。
「あと、5キロ・・・。あと、1キロ・・・。」
家を出発してからの累計走行距離は9万9999キロに達していました。
「あと、10メートル。あと5メートル・・・・やった。ここだ、遂に来た・・・。」
1997年5月22日。日本を出発して、そしてペダルを踏み続け、既に5年の歳月が流れていました。そこは念願だった100カ国10万キロ地点です。インド洋に浮かぶマダガスカル島。マンブヒマスと言う小さな村の近くで僕は立ち止まり、アスファルトを見つめました。灰色のアスファルトを見つめながら思い出すことはたくさんあります。
![]()
「5年間色々な道があったなあ。でも目指していたのはここだ。ここが100カ国10万キロ地点なんだ、自転車100カ国歴訪の夢は実現したんだ・・・。」
ノルウェーでは自転車の盗難に遭い、カメルーンでは強盗に遭いました。ニジェールでは体調を崩し、アフリカに負けたと悔し涙も流しました。でも必ずここに着けると信じてペダルを踏み続けました。多くの支えがなかったらきっと、ここまで辿り着くことなどできなかったかもしれません。苦しい砂漠走行でトアレグ族の爺さんがラクダのミルクをくれました。強盗に遭った最悪のカメルーンでは、ストリートチルドレンがサンドイッチやヨーグルトを持ってきてくれました。ポーランドでは、新年会に誘ってくれたボイテックさんがこんな言葉で僕の旅を叱咤激励してくれました。
「雨が降っても、嵐がきても、強盗に遭っても、病気になってもこの旅を止めちゃ駄目だ。何がなんでも最後までやり通せ。でも、自分自身が納得したなら、その時点で帰国すればいい・・・。」
そんな自転車旅行は趣味の延長、と言われればそれまでですが、僕にとっての自転車世界旅行は大きな人生へのチャレンジでした(若き日々のですけどね)。どこまで走れるのか、どこまでペダルを踏み続けることが可能なのか。そして自分の掲げた遥かなる目標へ辿り着けるのか・・・ちょっと大げさですが、でも、夢って叶うんですね。成せばなる、走り続ければ、いつかは辿り着ける、Where there is will there is a way,意志あるところに道は開けるってことを、このマダガスカルの田舎で実感しました。
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL

ついにわたしも「出会いが宝」のCDを購入してしまいました!4枚組!やった!
お正月はコレで決まりですね。
届くのが楽しみです。