05_fukao

チャリタクinマラウイ

私の住まいはバスの走っている幹線道路(舗装)沿いにあるマーケット(市場)から未舗装路を3kmほど入ったところにある。通常、食料など買い物をするためにマーケットまでの道のりは自転車に乗っていくのだが、遠方に出かける場合はマーケットにあるバス停まで歩いてからバスに乗って出かけることがたまにある。これは自転車が盗難にあうことを避けるため。

歩いてマーケットまで出かけたとき、帰宅の際はマーケットで客待ちをしている自転車タクシーにお世話になる。3km、30クワチャ(日本円で30円)荷台に座っていくのだ。運転手(こぎ手)はなかなかの脚力の持ち主が多い。彼らの自転車はオンボロの実用車だ。1枚ギア、ロッドブレーキ、28インチというこちらでは標準的な自転車で、ゆるい上り坂なら客を乗せたまま脚が止まりそうになるまでがんばってこいでくれる。中には上り坂が始まるとすぐに下車を要求してくるだらしない輩もいる。ボクはできるだけ発破をかけて速く走ってもらうようにしている。

ボクの任地はそうでもないが、他の協力隊員のなかには10km以上もの距離をこのチャリタクに乗らなければならないところに住んでいる者もいる。そんな彼らの任地に遊びに行くときは2人以上で行くと1人で行くよりも早く目的地に着く、なぜか。チャリタクの兄ちゃんは男の子なので他のヤツに負けるわけにはいかないから。(ちょっと性差別かしら?)より遠く、より強く、より速く。なんかのテレビで昔やっていたのだが、この世で自動車レースというものが始まったのはこの世に2台目の自動車が作られたときだといっていた。どうも人間はそういう生き物らしい。競争心というのはいろんなことの原動力になっている場合が多い。

自転車レースは単純にして明快。誰が速いかを決めるために競争をする。単純であるが故に面白い。他方、サイクリングは競争ではないけど、「次はもっと遠いところへ」という自分の中での向上心(昔の自分との競争心)があるのではないでしょうか。競争をすることだけがいいことだとは思わないが、やっている最中はこればまた楽しく、「やめられまへんなー」。

ということでボクを乗せるチャリタクの兄ちゃん、明日もまたがんばってください。

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写真は「チャリタク」のおじさん。 「写真を撮らせて」とお願いすると、笑顔でポーズを作ってくれました。 東南アジアで見かけるような「チャリタク」が中国にもあり... 続きはこのサイトで。

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