自転車野郎のこだわり その3
自転車日本一周では、装備にこだわっていました。帆布製のバックにモンベルのゴアテックスのレインジャケット。シュラフはもちろん羽毛。そしてゴアテックスのシュラフカバーも、かなり重いのに持ち歩いていました。そんな装備ですが、各地で出会いを繰り返すうちに、次第に充実していくんです。![]()
自転車の写真を見て頂きますと、左サイドバック後方に何かぶら下がっています。これはたわしです。よごれた靴を洗うとき、自転車バックをキャンプ場などで洗うときに重宝しました。
たわしのぶら下がっている反対には灯油ランタンがあります。「コンビにもあるし、ペンライトにすれば、乾電池で軽装になるのに・・・アホらしい」と言われてしまえばそれまでですが、そこはやはり「こだわり」なのです。灯油ランタンは経済的で長持ち。そして何よりもその光がロマンチック!なのです。海で、山で川で。そしてテント内で読書するとき・・・etcやはり旅にはなくてはならない必携品なのです。このランタンの明かりにコオロギの声、さらにホットコーヒーでもあれば、文句なしの世界ですね。やはり演出は大切。友との語り合いにも熱も入ってくると言った具合です。
少々長くなってしまいました。えー次の品・・・。ステムのところに目をやりますと、おっと、昔懐かしいラッパがあります。小学生の頃、誰もが「パフパフ」などとやっていたあれです。年甲斐もなく・・・と思われそうですが、かなり目立つので、振り返って多くの人がよけてくれたりもしました。まあでも、恥ずかしいこだわりの一品ですね。笑。
今度は右後方のサイドバックの後ろを見てみて下さい。ここには下駄です。1日の走行を終え、汗まみれの靴下を脱いだときのあの開放感。そんな疲れ果てた足に履く下駄。それは快楽の神秘、悦楽の境地。下駄で「カツカツ」しながら川で洗濯をし、ジャブジャブしうながら1日のよごれを流すんです。下駄っていいですね。下駄とは反対方向に洗濯ばさみがあります。これは走行中に川で洗濯をし、飛ばないように自転車の紐にくくりつけるためのものです。走りながら洗濯物を乾かすって事をよくしました。これも旅の必携アイテムです。
さあ、自転車の最後尾を見てください。何かパイプのようなものが見えませんか?これは折りたたみのパイプ椅子です。これがあれば、ダート道でも、水溜りがあっても、快適にどこでも「椅子」に座って休憩がとれるんです。「こんな重いものを持ち運んでいるから休憩回数も多くなるんですよー」といった声も聞こえない事もないのですが、この辺はやはり、「こだわり」の品ということで・・・。
ああ、もう最後のこだわりの時間になってしまいましたが、最後は後方にぴかっと光る「ほうき」です。これはかなり大切なこだわり。自転車日本一周中は、とにかく野宿がメインでした。あるときには駅。ある時はバス停。あるときは公園。そしてまたあるときは神社。野宿をし、自炊をしたあとは、大なり小なりゴミが出ます。そう、そこで、このほうきの出番。「ササー」と。合言葉は「きた時よりも美しく!」ってな具合です。
という訳で、こんな感じで日本中を走ってました。こだわりってやっぱり大切ですね。みなさんのこだわり、また教えてください。是非、次の旅の参考にさせて頂きます。笑
写真:自転車野郎こだわり満載!の自転車の図です。
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はじめまして。
素敵な自転車を見せていただきありがとうございました。
私もランドナーを持っているのですが、すっかり通勤用になってしまっています。・・・ホントは遠くへ旅に出るつもりで買ったのに・・カワイソ。
待井さんの自転車を見て、陽気も良くなってきたし、1泊くらいでどっか行ってみようかな?と思いました。
こんにちは。N.Aと申します。
私も大学時代ツーリングをしていて、クラブの合宿で各地を回りました。
自転車に荷物を積むときは色々悩みましたね。必要最小限との戦いでした。
こだわりといえばバッグのベルトでしょうか。何に使うかといえば輪行でサイドバック等
をまとめて繋げるのですが、一度フロントバッグを電車に置き忘れて荷物が帰って来るまで
半日駅で過ごしたことがあります。荷物は絶対に散らかさない。教訓にしています。
たわし。ほうき。下駄。
これほどまでに生活感が漂ってくる自転車は見たことがありません。
自分にとって自転車があまりにも、「単なるもの」と化してしまっていることに気づかされました。自転車って、思っているよりももっと自由度が高いものなのなんですよね。
(新しい自転車購入を検討中の私は妙に興奮してしまいました。)
自転車というのは基本的に、
「どうしても必要なもの。これが無いとやっていけない!というようなもの」
しか装備できませんよね。
数々のこだわりの品々を紹介していただいて、
旅行に必要なものということではなく、
なんだか待井さん自身の一部を垣間見た気がします。
どうも僕はカンチブレーキが好きみたいです。
こんにちは。初めてコメントします。
こういう自転車、久しぶりに見た気がします。
ロードレーサーが感じさせる、重力や空気抵抗を振り切る自由さとはまた別の解放感を、待井さんのランドナーから感じました。重そうな荷物に囲まれて、ピカーンと光ってるリアフェンダーが素敵です。
こだわりの品々から、旅のひとつひとつのプロセスを味わっておられるのが伝わってきます。
A地点からB地点まで急ぐような「移動」ではなく、ひと漕ぎごとのペダルの感触を味わえるような「旅」をしたくなりました。
これからの記事も楽しみにしています。