そんなにしてまで?
前回の私の文章を読んだ人の中には、若くもないのに、レースに出るわけでもないのに、自転車なんかもっと気楽に乗ればいいじゃないと、思った人もいるだろう。しかし、私の自転車の乗り方はそういったスタイルなのである。
これまでの人生、保育園に子供を預ける事に始まって、「そんなにしてまで?」といわれることが実に多かったような気がする。
子供を背負ってスキーをしていた時、聞こえよがしにそう叫ぶ男の人。大腿骨を骨折した後、松葉杖をつきながら仕事場に通っている頃、「そんな格好してまで働きたいの?旦那さんが、よくそんなことをさせるものだ」と、すれ違いざまに声をかけていく人。
「そう、私はそんなにしてまで、スキーがしたいの!」「働きたいの!」と言うことにしていた。ほかにも、これに似た発言(偏見)は数限りない。
こうした発言があるのは、私が女だからなのだろう。私はそう思っている。今では、もうこんな偏見はなくなっているだろうと思いたい。
自分のスタイルを持つことに寛容でない日本人。
レースに出ることによって、かろうじて支えられる日本人の自転車ライフ。
しかし相変わらず、私が乗ってもらいたいと思える女性向けの自転車がない。
パーツがない。ウエアがない...。
自転車社会は、今もってバリバリの男社会なのだという気がしてならないのだ。
トラックバック(1)
このブログ記事に対するトラックバックURL
» ホットな女だぜ?(Outside Spin)~のトラックバック
今月のサイクルスポーツの特集のひとつ に「女性のためのロード入門」があり ますね。女性からのちょっとしたお願い、 という数行がまこと正鵠!心底共感しま ... 続きはこのサイトで。

はじめまして。私は北海道出身で京都育ちなのですが・・・とにかく自転車が好きで、今日まで約数年は自転車の為に生きてきたような感じです。
自転車界がまだまだ男社会だなと思うことは多々あります。機材もアクセサリーもですが、日本の体勢というか・・・。
私は道産子ですから、ツールド北海道が大好きです。ツールド北海道のスタッフを募集していていたので問い合わせました。(時期的にぎりぎりでした)しかし、女性部屋の空きがないので今回はダメと断られ、かなり残念でしたね。
たびたびスイマセン
2回もコメントを送ってから思い出したのですが、以前土屋様はサドルの開発に関わっておられたとホームページで拝見しました。それは、もしかして東京サンエスが出してるFEMサドルでしょうか?だとしたら釈迦に説法でした。恥ずかしいです。山と渓谷社の「グラニーギア・私の自転車物語」を読んでから出直してきます。
追記
すいません。つい興奮してご挨拶してませんでした。
はじめまして。お隣で書かせてもらってるタクヤです。
「このサイトのリンク」は右のgirlbike directoryという所をクリックして下さい。
これからも宜しくお願いします。
>「そう、私はそんなにしてまで、スキーがしたいの!」「働きたいの!」
かっこいいと僕は思います。土屋さんのような人が増えれば日本も変わると思います。
>しかし相変わらず、私が乗ってもらいたいと思える女性向けの自転車がない。
>パーツがない。ウエアがない...。
あるとこには有るようです。このサイトのリンクを見てみて下さい。
そして日本の男社会の自転車屋さんや輸入会社の中にもどうにかしたいと思ってる人達もいます。例えば東京サンエスという問屋さんは女性が経営している女性専門のTERRYという会社の商品を、あまり売れなくても輸入してます。ここの自転車は未だ輸入が始まってませんが、TERRYのクロモリロードは実は日本製です。それを同じ物を作らずに、逆輸入する事で応援しようとしているそうです。日本で女性サイクリストの声が大きくなればこういった商品も沢山入ってくると考えます。ビジネスとしても魅力があるはず。だって人口の半分は女性ですもん。