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Shadow of Vampire その2

前回のあらすじ:車道において自転車の走行が、まるで考えられてないやい! プンプンプン! あらすじ終わり。

どうにもこうにも、[車道から自転車を排除しよう]というビッグ・ブラザー、というか、バビロンシステム(抑圧的な支配体制)の意志を、ヒシ、ヒシと感じてしまう昨今なのでございます。

たとえば、京都の繁華街=[四条河原町]。河原町通+四条通の車道は、自転車走行禁止(時間帯による)。自転車は、歩道を押して通行しろという。たとえば買い物客でごった返す土日の歩道、自転車を押して歩くのは邪魔者以外何者でもなく、まったく困ったものでございます。

仮にですよ、[四条河原町]一帯、1車線分を自転車道+駐輪場にしたとしましょう。

街に自転車で行きやすくなって、買い物客がダーン! ダーン! ダダダダダーン! と増加、[四条河原町]周辺の商店・飲食店はウハウハになるのではないでしょうか? こういうことをやってしまうと、「さすが![京都議定書]の街であるなぁ、ハラショー」と、諸国民から妙に感心されて「いやぁ、それほどでも…」と照れなければならない恐れがありますが、不況打開のために背に腹は代えられない、一度、試してみる価値なきや?

それはともかく、とことん途方に暮れてしまうのが、たまにパトカーからスピーカーで、「自転車、歩道走りなさいよー」と注意されてしまうことです。これまで三回ありました。

[道交法]第63条の3には、

自転車道が設けられている道路においては、自転車道以外の車道を横断する場合及び道路の状況その他の事情によりやむを得ない場合を除き、自転車道を通行しなければならない。

とありますが、ひょっとして[自転車通行帯]を、[自転車道]と勘違いされてやしないか?

私の走行ぶりがたいそう危険に見えたのかも知れませんが、[自転車通行帯]すらない、[七条河原町上ル]あたりで、クルマもあまり走っていないのに、「歩道走りなさいよー」と言われた日にゃあ、「ちょいとおまわりさん、[道交法]理解していただいてますか?」とお尋ねしたい気分で胸いっぱい。私が何か勘違いしているのでしょうか。「さすが憲法を踏みにじる御仁が首相の国の官憲であるわい、推して知るべし哉」と、澎湃と憂国の念がわきおこります。なぜ、こんなことになっているのでしょうか?

ところで、警察では、年間、約900億円の罰金が予算化されていると聞きます(梁 石日著『タクシー狂躁曲』とか参照)。つまり、「これこれこれくらいの違反を取り締まるべし」と目標設定されている、ということでございます。

最近、バス停の近くや、横断歩道のド真ん中に堂々と停車して恥じないクルマをよく目にしますが(「京都はひどい」とは、よく聞くところ)、[道交法]が日常茶飯的にないがしろにされる社会になっている…と思うのです。道交法違反者(無灯火自転車・逆走自転車・信号無視自転車など含む)が野放しにされ、[日常茶飯的・道交法違反者横行社会]は、維持・強化されている…。

[日常茶飯的・道交法違反者横行社会]とは、[罰金を簡単に徴収できる社会]です。[道交法]とは、安全のため、という面もありますが、[反則金を徴収するシステム]でもある。

[車道]とは、市民の血を吸う吸血鬼のようなもの、「車道・オブ・ヴァンパイア」ではないか?

 ……であるからして、現状、罰金を徴収しづらい自転車は、車道においてどうでもいい、お呼びでない扱いになっているのでは……。

とりあえず車道で、自転車の占める割合が、台数的にも面積的にも圧倒的になれば、自転車走行に適した道路デザインになるはず、しかし、みながみな、クルマを降り、自転車に乗るようになれば、自転車走行者から罰金が徴収されるようになるであろう…。うーむ、うーむ。

と、なんだか恐い妄想に囚われてしまいましたが、現在のところは自転車走行者が、罰金を払うケースは稀ですのでこれ幸い、今を駆け抜けるのみ! 毎秒が生きるチャンス! 自転車最高!! と、今日も私は[五条堀川]交差点を緊張しながら駆け抜けるのであった…。おしまい。

お詫び:京都ローカルな話でスイマセン。

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コメント12

BABA :

★タクヤさん

>マージナリティーは常にリスクを伴うものだと思います。そのリスクを、背負いたくない人達にまで強いるのはオカシイのではないでしょうか。

なるほど!! 目からウロコがポロリと落ちました。はげしく同意します。

今日は雨。
朝の通勤時、傘をさしながら自転車に子供さんを乗せて(きっと)保育所に向かっておられるお母さんを何人も見かけましたが、ある意味、お母さんたちは命がけで保育所に通っておられるわけで、そういう頑張るお母さんにとって、安全に自転車に乗れる道路システムを構築してこその行政・警察であるぞ! ひるがえって現状は…と、私は、またまた澎湃と憂国の念にとらわれたのでした。

自転車専用レーン(屋根付き)、絶対必要ですよね!

…まあ、警察の中の人も、いろいろたいへんだとは思います。ノルマとか。
(…って、ノルマが課せられているのがソモソモおかしい)
新たな“集金システム”が始まったとすれば、断固! 道交法を守るべし! つまり、車道を走るぞ! と私は決意を新たにしたのでした。

お! やっと雨があがったようです。では!

タクヤ :

確かに眼に余る運転の自転車も多いのですが、赤切符は行き過ぎです。このケースはおそらく実際本当に危険性があったのでしょうが、見せしめというより、BABAさんの言うとおり警察の新たな”集金システム”が始まったような気がします。

「権利無きところに義務も無し。」
確かアメリカの奴隷解放の時代のスローガンです。
もし自転車運転者の義務を言うなら、少なくとも自転車の通行量が多い全ての道路に自転車専用レーンを設置すべきです。
包括的な自転車政策どころか、そのプランすらも無いのに、対症療法的に取り締まりをするのは、根本的な解決など考えていない証拠です。

またこれは、モラルやマナーの枠組みで語られる事では無いと思います。

自転車レーンが出来ると自転車のマージナルな部分が無くなってしまうという声もあるでしょうが、マージナリティーは常にリスクを伴うものだと思います。そのリスクを、背負いたくない人達にまで強いるのはオカシイのではないでしょうか。(個人的には自転車レーンができても車道を走ってるような気がしますが。)

東京では子供を自転車に乗せない親も多いと聞きました。安全に走れる道が無いからです。

あと、N.Aさんのご指摘の警官が自転車を調べている話ですが、京都でもよく私服が二人組みでチェックしてます。「不審な人達が自転車を物色してます。」と110番してしまいそうになります。
あれは、「ミニ検」と呼ばれるお仕事で、盗難車を見つけて、それを取りにきた人を捕まえるそうです。

窃盗犯ですから、場合によっては空き巣を捕まえたのと同じ成果になるそうです。京都府警が捕まえる窃盗犯の3分の1は自転車ドロボウだという噂。もっと他に大事な仕事が有るのでは…

BABA :

みなさまご存じかもしれませんが、こんな記事を見つけました。

「自転車 悪質運転に赤切符 大阪府警」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050309-00000023-san-soci

<引用開始>
目に余る違反 厳罰主義へ転換
 今年に入り大阪の交通事故死者数が全国最悪の水準となり、府警は九日までに、死者増加の大きな要因になっている自転車の悪質な交通違反に、刑事処分につながる「交通切符」(赤切符)を切る異例の取り締まりに乗り出した。
<引用終わり>

…ふーむ。確かに、目に余る自転車の方はおられますが、ついに、取れるところからはなりふり構わず搾り取ろうとしはじめた…と、私は漠然とした不安感に襲われたのでした。

BABA :

★奥さん、こんにちは!(なんだか自分が八百屋さんになったみたいな気分です)

> 高島屋(四条河原町)の地下に駐輪場

ガーン! 奥さん最高!
…オチがついたような気がします。

お詫び:
高島屋関係者の方、申し訳ございませんでした!
今度、買い物に行きます!
では!

powerの奥さん :

実は先日、高島屋(四条河原町)の地下に駐輪場があるのをみつけました!
でも、私は大丸に行きます!
なぜなら大丸ポイントカードを持っていて、ポイントを集めているからです!
・・・庶民でスイマセン。

BABA :

みなさん、コメントありがとうございます。
「駐輪問題」、英語で言えば、提唱者アラン・チューリングにちなんで「チューリング・プロブレン Turing Problem」と呼ばれていますが、……って、くだらないことを言っている場合ではなく、「駐輪問題」は、また日を改めて省察したい、と思います!

★yaezoさん
なるほど! 京都にズッと住んでいると、「この辺では、ここらへんに停められる」「あそこらへんに駐輪場がある」など勘がはたらきますけど、観光で来られた方にはまったく不親切である! 申し訳ない! …と、京都市長に勝手になりかわって深くお詫び申し上げます。今度、京都に来られるときは、おいしいラーメン屋さんを紹介しますのでカンベンしてください!

それと、街中の自転車大量駐輪も、歩行者・車椅子の方々にメチャメチャ迷惑をかけておりますね。申し訳ない! 京都市長に勝手になりかわって(略)

★powerさん
うーむ、奥さん最高! です。
ちなみに私も、高島屋より、大丸、近鉄の方によく行きます!

理由:駐輪場があるから。二番煎じでした!

★タクヤさん
どんどんそれちゃってください!

それはともかく、
「四条の商店街の真ん中に企業やお店と手を組んで駐輪場を作ろう」計画、素晴らしい! というか、私の思いつきも捨てたものではない!

> 京都だけで年間数億円を使って自転車撤去を行なっているくせに、その予算で自転車が集中する場所にマトモな駐輪場を作らない事がそもそもオカシイのでは?

激しく同意でございます!


★skdさん、はじめまして!
> それで警察官と口論したことがあります。

リスペクト! です。私も、おまわりさんを小一時間、問いつめるべきだった、と今にして思う。

★sotaroさん
> 自転車が景観を演出し得る

私もそう思います!
たまに、極力、歩行者の邪魔にならないよう、ぽつんと停められているカッコいい自転車を見ると(さては、sotaroさんの自転車か?)、うーーん、クール! と思ってしまいます。

そういう自転車は、たいていガードレールに、鍵2個くらいでくくりつけられていて、持ち主の「ごめんよ、ここに置いて、ちょっくらラーメン食べてくるけど、どこにも行っちゃダメだよ!」みたいな、深い愛情が感じられるとともに、持ち主がいかに深い猜疑心にとらわれているかがうかがえ……あっ! 私の自転車でした!

…他の人に迷惑をかけないよう、かっこよく、かつ、盗られないように自転車を停めたいものです。

では!

sotaro :

僕は、自転車が景観を演出し得ると思っています。

建築物の用途がなんであれ、その建物に駐輪場を付帯させるということを当然のこととしなくてはなりません。

集合住宅では住戸数、百貨店では売り場面積等を予算、建ぺい率、容積率内でできるだけ確保したいのは建築主のホントのところでしょう。駐輪場は後回し。
しかし利用者にサービスを提供する立場の建築主は、もっとヒトにやさしいサービスを考えなくてはいけませんね。かつ自転車が風景や、建物を演出し得るということを認識するべきです。

人々が集う空間を演出する際、人間のカラダをそこまで運んでくる自転車等の乗り物に対してのサービスを考えなければ片手落ちと云わざるを得ません。
おいしい食事、楽しい空間を味わった後に、かなたの公衆駐輪場にいる自転車の安否を思うのは面白くありません。『自転車大丈夫かな?』と。

公衆駐輪場に自分の自転車を置きたいとは正直思いません。そういうところに駐輪しても傷つけられやしないか、盗まれないかと用を足している最中に気が気ではありません。ただしそれをちゃんと整理、監視するヒトがいてくれるとこの限りではありませんが。

僕の場合、目的地から近いところのガードレールや街路樹に自転車をくくりつけて、ぽつんと佇ませている場合が多いです。そのほうがなんか盗られにくそうと思っています。
その上、自転車が風景を演出しているんじゃないかとさえ思っています。(誤解を招きますね。もちろんできるだけ歩行者の邪魔にならない程度にしようとは心がけています。)
しかし風景の中の自転車のそういうタタズマイはいいものです。

でもやっぱり一等いいのは、ゆこうとする目的の施設、店舗の敷地内に駐輪スペースが建物と二個イチであることですね。そしていかに自転車をタタズマせるかがしっかり考えられていること。下手にすると風景を損ないかねません。
この佇ませの仕方によっては、建物のあり方、見た目を劇的に変える可能性があるんじゃないかと思います。

自転車たちがそこでたたずみ、風景を演出するのに成功する例が増えれば京都の景観は、多少なりいい方向にゆくのではないでしょうか。またそれにより人々の自転車に対する意識もより高まれば云うことナスですね。
建物も、デザインの個性がおのおの違ってきて、よりいいものが生まれると思います。こういうことを夢想することは楽しいですね。

自転車たちを邪魔者みたく、まとめてでっかい収容所に押し込めるのではなくそれぞれの建物が、それぞれの自転車をやさしく向かえる。
そんなすばらしい光景がそこかしこで見られればいいですね。むずかしくありません。

skd :

BABAさん、こんばんは。はじめまして。
最近ちょくちょくこのサイトにお邪魔しています。

警察の話が出てきて思わずうなずいてしまいました。
警察官によっては自転車に関する法に疎いことも珍しくありません。
僕は一度、それで警察官と口論したことがあります。
挙句の果てに県警本部に抗議の電話をかけたことも…。
いや、それだけ腹が立ったってことです。
決して僕が変人とか、クレーマーだとかいうわけではないので誤解のなきよう。

>タクヤさん
はじめまして。
もっと駐輪場を作るためにお金をかければいいのに、という気持ちは僕も同感です。

僕の近所の神戸市灘区、JR六甲道駅前には駐輪場があります。
駅前のタイル張りのような広場の部分です。
でもそこはつい2年ほど前までは駐輪場ではなく、違法駐輪自転車がたくさん並んでいる箇所でした。
ようするに非公式の駐輪場が公式の駐輪場(有料)になったわけです。

でもここで疑問。
○そこに自転車を置いてはいけない理由は「景観を乱す」だとか「通行の妨げになる」ということだったはずなのです。
ところがそこにあえて作られた有料の駐輪場には上記の批判が適用されないようです。

なんだか矛盾しているなぁ…。

タクヤ :

BABAさんの話からはそれて行ってしまいそうですが、駐輪場の話を。
京都中心部の駐輪場の一覧表が(不完全ですが、)あります。
http://www.kyotopublic.or.jp/jitennsya/itirann2.html

また、四条の商店街の真ん中に企業やお店と手を組んで駐輪場を作ろうという計画もあるそうです。Nさんというマウンテンバイカーのデザイナーの方が中心に動いてるそうです。参考までに。

話が更にそれますが、いつも気になるのは「放置自転車」という呼び方です。例え不法でも、駐輪している自転車を「放置自転車」とは呼べないのではないでしょうか?
なぜ不法駐停車の自動車を「放置自動車」や「路面不法占拠自動車」と呼ばないのか?アッチのほうが明らかに占有面積は大きくてより迷惑なはずです。自転車のイメージを下げようとするビッグブラザーの陰謀ではないのか?
全く個人的な意見ですが、僕は駅前や繁華街で、「放置自転車」(完全に捨てられてる放置自転車はかわいそうな気がしますが、)の群れを見てもそれほどイヤな気持ちがしません。確かに歩行者や特に車椅子の人に迷惑なのは理解出来ますが、汚いとか、見っともない、とは思いません。少なくとも公害を出す乗り物を使ってない証拠でしょうから、もう少し優しい目で見てあげて欲しいなと思います。更に言うなら京都だけで年間数億円を使って自転車撤去を行なっているくせに、その予算で自転車が集中する場所にマトモな駐輪場を作らない事がそもそもオカシイのでは?

N.A :

京都では少しづつですが有料駐輪場はできています。三条周辺では木屋町と市庁の近く、京都駅の八条口も以前の無料駐輪場が有料になりました。安心しておけると言う意味では便利ですが数も少ないのでまだまだ不便です。確かに路上駐輪は京都の美観を損ねていますね。自転車を利用して尚かつお金を払うのに抵抗感がありますが、仕方のないことでしょう。ただ思うに、なぜか乗り捨てが多いように思います。警官が自転車のチェックをよくしているのはそこに理由があるかも。

power :

yaezoさん、おっしゃるとおりです。
京都の中心部は、道路と家とが続いていますから(すなわち、家を出るとすぐさま道路=車道)、駐輪場がない、などではなく、「駐輪スペース」 すらありません。

スタンドがない自転車に乗っている私は、自転車をどこかに立てかける必要があるのですが、そのような贅沢なスペースなんてどこにもありません。適当な位置に電信柱すら、ないことも多いのです。

東京のように、気軽に停められる駐輪場が多数分散しているのが一番望ましいのでしょうが、なかなかすぐに実現できるものでもないでしょうし、なんとか駐輪できるところを覚えておくことが必要ですね。

この京都の駐輪場問題、声高に改善を叫ぶ人は少ないのかもしれませんが、BABAさんが本文中で示唆されているように、経済的にも、結構重要な意味を持っているようです。

ワタクシの細君曰く、 「私が百貨店に行くとき、高島屋に行かずに大丸に行く理由知ってる?」
私 「え?どんな理由なん?どうして?WHY?PORQUE?教えて!知りたいナリ~!」
細君 「大丸には駐輪場があるねん」
私 「oh yeah!!」

てな案配です。

yaezo :

去年の12月、自転車を持って京都に行きました。
そこでひとつ、気付いたことがあります。
それは
”京都には駐輪場がない!”
ということです。
自転車をどこに停めれば良いのか、降りるたびに迷いました。

京都は街中の所々に、ドワ~ッと自転車が大量に駐車してありますよね。
(最初に見たとき、街中に自転車の大量不法投棄!ムム!と思いました)
あのせいで、せっかくの京都の街が美しさを損なっていると思うのですよ。

最近、東京では100円程度で一日停められる駐輪場(管理人付き)が多くなってきました。
そういうのが京都にもあれば、もっと京都の街を自転車で楽しむ人が増え、本来の美しさも回復できるのでは、と思いました。

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