働く自転車
マラウイにおいて、自転車は人の交通手段のみならず、物流手段ともなります。荷台にいろんなものを乗せるわけですが、日本では想像できないものもこちらでは自転車で運んでしまいます。もしかしたら、日本も40年くらい前はこうだったのだろうか?
で、百聞は一見にしかず。写真をごらんください。ヤギです。生きたまま乗せています。冷蔵庫があるわけでもないので鮮度を保つためには生かしておくほうが良いわけです。ヤギ肉って、日本ではあんまり口にすることないと思いますが、こちらではフツーに見かけます。ヤギって、雑草食って勝手に大きくなってくれる家畜ですから都合がいいですよね。
生鮮食品では鶏なんかも自転車で運んでいます。見たことはないけど、豚も子豚なら運んでいるものと思われます。あと、ボクの住んでいる地域は乳牛を飼っている酪農民が多く、牛乳もバケツに入れて町のミルクステーション(業者がここに買い付けに来る)まで自転車で運んでいます。運んでいる最中に天日に当たってしまって、牛乳が悪くなってしまうとステーションで撥ねられ、せっかく持ってきたものも水の泡となることもあるようです。
これらの物資をマラウイの人は長い場合は30km、あるいはそれ以上の距離を運んでいます。ここまでの長距離になると、ものを運ぶのは大人の仕事となるのですが、上述の牛乳(最大15リットルくらいの量)を売りに行く作業は子供の仕事となっている場合が多いようです。12歳くらいの子供でもお使いに出されて、おそらく片道10km程度(アップダウンありのダート)なら毎日のようにミルクステーションまで往復しているのです。逞しい!
というわけで、今日は自転車を「楽しんでいる」われわれとは違い、自転車を「使っている」人々の話でした。
スポーツカーとトラックの違いみたいなもんでしょうかね。
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そうなんです。自転車は道具です。
ま、ボクらにとっては楽しみを得るための道具ともいえますかね。
なんと興味深い話なんでしょうか。
マラウイにおける自転車の活躍っぷりがビンビン伝わってきます。
マラウイの人達にとって自転車は無くてはならない道具なのかもしれませんが、それ故にこそ、自転車に対する愛着も強いのではないだろうか、と思いました。