卒然と思い出しましたが、私の異常な愛情、またはいかにバイク通勤をやめ、自転車を愛するようになったか? …それは一冊の本を読んだことから始まったように思います。
その本とは、ランス・アームストロング著『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』(以下『ただマイ』)。ガン生還者にして、ツール・ド・フランス前人未踏、6連覇中アームストロング氏、彼の生い立ち→ガン宣告→闘病→奇跡的な復活が赤裸々に語られた、みなさまご存知の好著でございます。
その本にはアームストロング氏の自転車愛、「自転車=超最高!」というミーム(文化の伝達・複製の基本単位)が存在しており、それは私の脳内に確実に伝播した、と申せましょう。
『毎秒が生きるチャンス!』(以下『毎チャン』)は、『ただマイ』の続編。ツール・ド・フランス総合優勝で一気に有名人になってもう大変! 世間の反応は祝福だけでなく、「ガン生還者が、過酷なツールで総合優勝できるわけがない! ドーピングしているはず!」とばかりの疑惑がかけられ、判官贔屓のフランスを中心にバッシングされまくります。
それでもガン患者にはげまされ、ツール二連覇を成し遂げ、練習中に大事故にあったり、双子が生まれたり、ツール三連覇の頃にはドーピング疑惑も収まって、「ザ・ボス」という愛称で呼ばれだしたり……、まったく毎秒が生きるチャンスである! というお話。エピローグ風に、「連覇危うし!」ツール100周年大会の死闘が回想されるオマケ付き。
私は、ロードレースのことを何にも知らずに前著を読み、雷鳴に撃たれたようにロードレースの面白さにめざめ、夢見心地でスカパーに加入してロードレース中継を観るようになって早や4年。『毎チャン』で語られるレースの舞台裏は、記憶と結びつき、「ああ、あのときランス氏は、そのように考えていたのですね」と色々附に落ちる点が多く面白ございました。
たとえば、2001年ツールでアームストロング氏は、最強・最大のライバル=ヤン・ウルリッヒと死闘を演じましたが、頂上ゴールのラルプ=デュエズのステージで[疲れているふり]という卑怯な芝居をうって、見事ウルリッヒをはめたことが得意げに語られたり、あるいはウルリッヒが落車したとき、僕は待つことにした、それがロードレースのスポーツマンシップだ! 運のいい者が勝つのでなく、強い者が勝つべきなんだ! …だけど2003年、僕が落車したとき、ウルリッヒは待ってなかったと思うよ。タイラーが声をかけるまで待ってなかったよ、…などなど、興味深いエピソード・告白が満載です。
スカパー中継で見るアームストロング氏は、淡々と、まるでサイボーグのようにポーカーフェイスでライバルどもを撃破していきますが、その実、めちゃくちゃしんどがっていて、「ああ! 今年のツールはもうダメだ! お先真っ暗!」と何度も思ったことが記され、やっぱりランス氏も一ヶの未完成な人間なのですね……と私は茫然と感動したのでした。
今回の『毎チャン』は、前作『ただマイ』よりも[サイクルスポーツファンのみなさん、こんばんは]的エピソードが多くなっている印象で、すっかりサイクルスポーツファンになってしまった私は素晴らしく面白かったのですけれど、未だ、スカパーのロードレース中継などをご覧になったことがない方が、この『毎チャン』を面白く読めるかどうか…?
いやいやご安心ください。私も、ランス氏が得意げに語る、USポスタルチーム仲間内の抱腹絶倒・愉快なジョークの数々は、さっぱり面白さがわからなかったので全然大丈夫です!!
ってよくわかりませんが、ロードレースのことを何にも知らずに前作『ただマイ』を読んだ私が、「自転車=超最高!」というメッセージをしっかりと受け取ったように、続編『毎チャン』にも「自転車=やっぱり最高! 好き好き、大好き!」との自転車愛がビシッと貫かれて、自転車に乗ることがいかに素晴らしいことか、あらためて確認させられたのでした。
レース以外の話では、9.11直後、消防士を励ますためにニューヨークを訪れ、自転車好きの消防士と、公道レースをする話は、ちょっぴり泣いちゃった。てへ。
サイクルスポーツファンのみなさんにバチグンのオススメ。そうでなくて、前作『ただマイ』未読の方は、前作からぜひお読みください。
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>鉄バカさま
なるほど。では、ここで問題です。
「ランス・アームストロング氏が、思わずため息をつきながら安眠してしまうベッドとは!?」
カッチコッチ、カッチコッチ、カッチコッチ、…
ぶー。残念!!
答は、ふ~~、ランス・ベッド…………ふ~ランス・ベッド、フランス・ベッド……ばんざーい
そんなことはどうでもよくて、私、スタイルシート(CSS)の泥沼にはまってもう泣きそうです。そんなとき、ランス氏の言葉が脳裏をよぎるのでした。ウソ。よぎりません。
閑話休題。チッポリーニ氏はイタリア人なのにシマノ好きですか…。まるで、私が日本人なのにカンパ好きなのと同じですね!
(ああ、くだらないことしかかけない)
まあ、そんなに遠慮せずに自転車学校詳細、ここで告知していただいてよいのではないでしょうか?
または、ブラキッドさんのところでもよいかも?
うーん、では! ちなみに今朝は、にわか雨にやられましたが、全般に、バチグンのサイクル日和ではなかったか? と思いました。(まだ仕事してます)
>京都で一番クールなカフェのサイト
そのとおり、毎日チェックしています。
こんなところで何ですが、最近レイアウトが変更になって乱れがあるページがちらほらと見受けられます。一番左のセル、地の白色がテーブルの外枠線からからはみ出して右の方にずーと広がっているのです。こちらの環境はMacOS9.2.2、ブラウザはInternet Explorer5.0です。
さらに、関係ないけど自転車のお話しです。
チッポリーニはカンパよりシマノが好きなそうでッせ。
http://blog.shiho.be/
さらにさらに関係ないけど、美山ではやっと梅が咲いて暖かくなってきました。これからは自転車に乗りまくりたいと思います。ランスの本でも読んで弾みを付けようか。
ランスというと、ランス・アームストロングらんす、と呟く私はおやじでしょうか?
四月に美山町でブラッキー氏を講師に招いて自転車学校を開催します。詳細が決まったらまたお知らせしますね。って、ここで告知しても良いのでしょうか?
★鉄バカさん
> 一瞬どこぞのカフェのサイト
お! それはひょっとして京都でいちばんクールなカフェのサイトのことでしょうか? 私もそう思ってました!
ちなみにココ→http://www.cafeopal.com/
それはともかく、ランス本、ぜひ読んでください! 「自転車乗りたい!」気分がモリモリ盛り上がることウケアイです。
★nasubiさん
>『ただマイ』の方が読みやすい感じ
同感でございます。『ただマイ』、『毎チャン』、それと『ランス・アームストロングのミラクル・トレーニング―七週間完璧プログラム』(以下『ミラトレ』)、それぞれ出版社が変わっても、黄色ベースにイラスト、という表紙イメージが統一されているのが良いですね。(ひょっとしたら、自転車好きの編集者の方が、各社渡り歩いているとか…?)
『ただマイ』を入口にして、ツール中継/ビデオを観てロードレースにはまって『ただマイ』を読んで、自分もロードレーサーに乗るようになったら『ミラトレ』を読む、こんな感じでしょうか?
★マージさん
> ランスの人間臭さ
ですね! 聞き手+まとめのサリー・ジェンキンスさんの功績も大きい、と思います。
サリーさんは、『No Finish Line: My Life As I See It』――「視覚の大半を失いながらもシドニー五輪の千五百m走で入賞した米国の女子陸上選手が、自らの苦闘、挫折、挑戦を力強く綴る感動の手記。」という本も書かれているようで、そちらも翻訳されないかしらん、と思っております!
では!
キューブリック調の書き出しに惹かれて(笑)、コメントつけさせていただきます。
私『ただマイ』は少し遅れて読んだのですが、やっぱりこの人は凄い人だなーと改めて感動し、それまで自分ではレースを見るばかりで、まったく乗ることが出来なかった自転車に挑戦するきっかけにもなりました。
ただ共感できる部分は『毎チャン』のほうが多かったかな。ランスの人間臭さがさらに良く出ていて、微笑ましく感じましたね。ロードレースの話もたくさん出て来たし。
私は最近、『毎チャン』を3回目の読書中です。買った頃に2回連続して読みました。ただ、『毎チャン』は『ただマイ」となぜか出版者と翻訳者が違い『ただマイ』の方が読みやすい感じがしましたが、一般の方が『毎チャン』読んで意味わかるのかなぁというのは私も感じました。図書館でも置いているとこ少ないじゃないかなぁ?『ただマイ』はほとんどの図書館にありますねぇ。やっぱ感動ものですし・・・。
追伸: 『毎チャン』は注射ぎらいの私としては読むたびに腕が痛みます(冗談)。
おはよございまーす。
突然ブックレビューだったので、一瞬どこぞのカフェのサイトかと思いました。星まで付いているし。
ランスの本、きっと面白いのでしょうね。機会があったら是非一度読んでみたいものです。
最近刺激が乏しくて・・・・。