10_okp

「醍醐味」について

「トライアルってさ、どんな時が一番楽しいの?」なんていう質問を、長いトライアルキャリアの中で星の数ほど受けてきました。んで、いつも答える答えは「イメージと動きが一致した時」と答えております。わかるかな?今回はこれについて語り尽くしたいと思います。

さて、前回では「競技と楽しさ」について語ってみました。
では、普段のライディングで何が楽しいかっていったら、これはもう「段差に上る」が一番でしょう! だって自転車で直角の段差にのぼっちゃうんですよ? 考えただけでウキウキしちゃいますよね? しかも世界記録は170cmを超えちゃってる。170cm真直角ってもう壁にしか見えない。ほとんどオイラの身長だもんね。さすがに今スグこの高さは無理にしても、いつか自分もそんな段差に登ったらと思うとウキウキしちゃうじゃないですか!

で、冒頭の「イメージと動きが一致した時が一番楽しい」というのは、この「段差に上る」というトライにほぼ集約されてしまっているのだと思うのです。
トライアルでの段差の上り方には、まっすぐ突っ込んだり、真横ジャンプしたりとイロイロ。でも、どんな上り方にしても、まず自転車にまたがって段差を見据える。その時、頭の中には完全にイケてる自分の姿が「イメージ」されてドキドキする。この時に失敗の「イメージ」があるとまず上れない。舐めてかかっても無理。ペダルを踏み出し、身体のアクションを起こし、前輪を上げて一気に自分も跳ぶ。。。そして後輪が段差の上に乗った時、征服感と満足感が頭を支配する。。。ん~、気持ちいい。。。

他のテクニックと違い、「段差に上る」というのは○か×かがハッキリしてしまう。でも、だからこそ、昨日まで、またはさっきまで上れなかった高さに上れた時、自分の限界を自分で破る事の喜びに全身を貫かれ、喜びの余韻に浸ってしばらくぼーっとしてしまうほどなのだ!
ただ、「上れない」という現実を突きつけられて凹む事もある。昨日上れた高さが今日上れない場合などは特に凹んじゃうね。けど、凹みながらも一つ上の高さをトライする時、そしてその高さを征服したとき、自分で自分の事を目一杯褒めてやれる。これがあるから、くる日もくる日も段差に向かって自転車で段差に跳びつく人間(つまりオイラ)を突き動かす要因なのだろう。

この「自分が設定した目標」を「自分の力で」いろんな事を考え、イメージし、クリアーする事。要するに「自分に向き合って」「自分の力で」「自分を成長させる喜び」が、「段差に上る」というアクションで実現する。これがトライアルの醍醐味なのだと思う。

P.S
あぁ、つい力説してしまった。。。楽しい事ってアツくなりやすいですよね?  ね?

P.S 2
ちなみに、初めて行った土地の段差をみつけて、「いけるかな?」と思うあなたは立派なマニア。
さらに突き進んで、タイヤの跡などを確かめてしまうあなたはトライアル中毒者です。
オイラは立派な中毒患者。。。

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コメント9

okp :

ども、最近いきなりイロイロ忙しくなってHPの日記も更新できてないokpです。

>ina-bunnyさん
 ども、久しぶりに聞きました「IWTK」。最初、何の事かと思いましたが(笑)
あそこのMTBパークがなくなってもう何年になりますかねぇ。。。

例に挙げて頂いたのは結構えぐい例ですね。すごい所を走ってますな。こういった所は結局我慢が必要で、最後の前輪飛ばすまで腰を引かずにいる必要があるのに、怖くなって腰が引けちゃうんですよね。オイラも失敗してよく刺さったりしてます。

>ユリアンさん
 ACid乗りましたよ~! 撮影の時とか、その他にも何度か乗り回してます。
 設計思想がトライアルではなく、下り系遊びライディングなので、段差を上るにはやっぱり難が出るのはしょうがないですね。でも、バニーホップでフロアポンプくらいなら飛べるのでマッタクできない訳じゃないです。バイクにも向き不向きはありますが、バイクのせいにしてたのでは進歩も何もありません。ユリアンさんのスタイルはとてもすてきだと思いますよ。
そのままのスタイルでがんばってください。

通りすがり :

>>okpさんは、GIANTのACid乗ったことあるでしょうか?
ちょい前のGIANTのカタログでACidに乗ってるのがオカッピーさんです・・・・・

ユリアン :

う~ん・・・自分の中での「段差」、やっぱり専用車より重いプレイバイクでやっているので、その重量に負けずに目標達成できたとき、凄く楽しいと思います。

okpさんは、GIANTのACid乗ったことあるでしょうか?
みんなこれに跨ってテクニックしてるとこみると、やりにくそうって本当思います。
「よくこんなんでやってるね~」
よく言われることです。でも今はこれでやっていきたいのです。自分に負けないよう・自転車に負けないように。

重いと段差が高くなってくると辛くなってきます。限界があると思いますが、出来る限り限界に近づいてみます。
今後okpさんのデモを見れるときは、しっかりと目に焼き付けて、勉強させていただきますね♪

P.S オラもたまにアツい人って言われます。はい。

ina-bunny :

おーOKPさん、私にとってはお久しぶり。
昔々はIWTKとかでよくエギジビジョンをよく拝見してました。OKPさんお変わりないですね~ まだまだご活躍のようでなによりです。

私はトライアル系の才能がちと弱いようなのですが、この何年かはフリーライド系や里山オールマウンテン系で楽しんでいます。尾根下りなどちょくちょくあるドロップオフなどは、ゆっくり行くテクがないので勢いでクリアして楽しんでいます。スピード感あって爽快なところがたまりません。

なのでトライアルテクはあまりなくてもフリーライドは楽しめるもんね~などと思っていたものの、以前私がギブアップした大岩(絶対最後に前輪から刺さるはず)を、とある外国人がチャレンジし、ゆっくりと大岩を下って行って、前輪が刺さる50cm手前で前輪を前方に飛ばしてキレイに着地したんですよね。こうした低速でのダイナミックなバイクコントロールの重要性を再確認。あーゆーテクが欲しいなあと思いましたよ。まだ出来ないけど。

okp :

今週になっていろんな〆切に襲われて倒れそうになってるokpです。

書き込みの皆さんの言うように、いろんな所に「TRYする喜び」ってのはあるんですよね。あと、「イメージする」だけでもバチグン(はじめて使った)に楽しいものです。
僕の場合は、普段がトライアルバイクに乗ることが圧倒的に多いので「段差」で表現させてもらいましたが、みんなそれぞれの「段差」に当たる何かを持って自転車をたのしんでいることと思います。

≫N.Aさん
>タイヤの跡など確かめてしまう パートⅡ
この間MTBで山に走りにいったら、トンでもないドロップオフにタイヤ痕を発見。犯人(知人だった)を見つけ訊いたら、「前輪から落ちてほんとに死ぬかと思いました」との事。。。やっぱり、うかつにタイヤ痕を信じるのはやめようと思いました。

≫さとさん
はじめまして。
もうどっぷり浸かっちゃってくださいな。
練習仲間って嬉しいですよね!
オイラ、ヒトと乗る機会が減ってきたのでうらやましいですね。
今後ともよろしく。

≫yamakeiさん
マイクスではお疲れ様でした。お役に立てましたか?
「思わず登っちゃう」ってのは立派な中毒症状ですね(笑)
それにしても何かが出来るようになるってのはやっぱり、、、「進化」なんだろうなぁ。。。しかし、生きていくにはあまり役に立たない進化だなぁ(笑)

≫yaezoさん
身体は大切にしましょう。。。

 

yaezo :

okpさん、こんばんは。

わたしも常々”イメージすること”の大切さを考えています。
それについては、わたしもひとつ記事を書きました。
またロクでもない記事ですが(笑)

先日、シングルトラックを走っていたとき、短い階段に出くわしました。
「多分いけるだろう。サドル下げるのも面倒だし、えーい、いってしまえ!!!」
とドムドムと下っていたところ・・・
半分くらい降りたところで、前輪がささって一回転しました。
うーん、やっぱり舐めてはいけないんですね!
ゴロゴロ転んで泥だらけになったし、ライトの台座も壊れてライトが付かなくなったし・・・色々と教訓を得ました!

yamakei :

okpさん、こんばんは。僕も先日の横浜myxのイベントに行きました。HOWTO本を読んだりしてスタンディングなんかは何となくできてた(?)んですが、フロントアップはmyxで教えてもらって初めてできるようになりました。ひとつステップが進むと、にわかにやる気になりますね。人に見つからない深夜の公園で、コツを忘れないようにこっそり練習したりしています。

さすがに段差を見て身震いしたりはしませんが、車で坂を上ってるときは「ここ自転車だったら辛かろうな~」とはよく思いますねえ。あとは、登りやすそうな岩壁なんかを見ると、思わず登っちゃいますが。

人間のこういう衝動って、なんなんでしょうねえ・・・
トライアルの中のひとつの技ができることも、やはり人間にとっての一つの進化なんでしょうか。

さと :

OKPさん、初めまして。
30の手習いで始めたなんちゃってトライアルもすでに3年近くになろうとしております。
それは体の退化に対する挑戦!
私が感じる自転車の醍醐味とは単純に "自転車でこんな動きができるの? すごい!”
新鮮な驚きとその動きを実際に習得できた時の満足感。
でも一番嬉しいことは、沢山のちゃり仲間に出会えたことかもしれません。
最近では老若男女たくさんの練習仲間ができて喜ばしいかぎり。
これからもどっぷりと・・・漬かっていくんだろうな。
ちゃり最高~!

N.A :

トライアル程では無いのですが、MTBでもトレイルを走りに行ってキツいセクションに遭遇すると「どうして行こうか」と悩んで、このラインはどうだとか跳ぶべきかとか色んなことを考えて、クリアすると「おお、バチグン」となにか大げさながら世界を征服した気分になります。逆にクリアできずに大コケすると「引退しようか…」と落ち込みます。特に前の人が行けて自分が行けないと本当に落ち込みますね。過去の経験からいうと気持ちの「テンション」が上がるとクリアしやすいようで、悩みだすとダメですね。ただ、あまり無神経になると崖から落ちるので、そこら辺の神経の張りようは難しいです。

>>タイヤの跡などを確かめてしまう
トレイルに行くと必ず意識します。他の人が行けてるなら自分も行ってやるみたいな(たまに「行けるのか?」と心配になる道になることもあります)。

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