走行記録グラフ
自転車旅行中の旅の記録は色々とありました。ネガフィルム、ポジフィルム、カセットテープ、日記帳に電子手帳のメモリーカードなど等。でもそれらの中で自分の一番お気に入りの、しかも自慢の記録というのがあります。それは、走行記録グラフです。
こちらの①写真がそれなんですが、
「ん?何のグラフ?」
と、分かりづらいと思いますので、ご説明させて頂きます。
写真上からグラフ① グラフ② グラフ③
グラフの縦軸は走行距離(km)を表しています。次に横軸。こちらは日時、年月日を表しています。縦軸5mmで100kmを、横軸5mmが1日をそれぞれ表しています。
「あ~」
と、ピンとこられた方もいるかもしれません。もし仮に1日100km走ると、折れ線グラフはちょうど45度の傾斜を描いて右斜め上に上がっていくというわけです。折れ線の下の数値はその日走った距離を、折れ線の上部には出発してからの累計走行距離を記入しました。①のグラフはアラスカ出発からカナダの途中までのものです。このグラフ、利用価値大でした。走った走行距離はもちろんのこと、出発から何kmで、どこでどんなメカトラブルが起きたんだ?何kmで何カ国目に入国したのか?なんて言った事柄も全て書き込んでいましたので、旅が長くなればなるほど具体的なデータが増えて、「あ、ぼちぼちタイヤも終わるな~」とか、「フリーの交換時期だな~」といった交換の予測もできるようになったんです。そして更に!なんと言っても、自分の走行態度がグラフにしっかりと現れるのが面白かったんです。さあそこで、①の出発早々のグラフは置いておきまして、ちょっと旅慣れしてきた南米のボリビア・チリの走行グラフ②を覗いてみることにしましょう。
おやおや?これは随分緩やかな勾配のグラフと相成っております。
「こりゃ、ずいぶんとサボって走っていますな~」
と読者の皆さんの中に思われる方もいるかもしれません。いやいや、ここはアンデス山脈、標高4000m!道は急勾配ダート。だからこんな緩やかな勾配となってしまったんです。特にサボって走っていたわけではないんです・・・が、左側には000000とありますが、これは数値の通り、無走行日(休息日、或いは空路移動等)です。旅慣れしてきたのか、ゆっくりなペースで進んでいますね?という事柄も、隠すにも隠せないグラフとなっている訳です・・・笑
ささ、所代わりまして次は③のグラフ。こちらは夏の北欧、フィンランドからノルウェーの白夜走行です。先ほどの②のグラフと比べてもらうと一目瞭然。1日の100km走行ノルマをこなし、かなりの急勾配を描きながらガンバッテおりました。夏・白夜・それにもうひとつ、物価高という事柄も混じって距離を稼げたのでは?と振り返っています。94年、7月19日からはノールカップに向けてナイトランまでしちゃっています。この日、もうくたくたになるまで走って24時間ぶっ続け268km!フル装備の自転車野郎にはかなりこたえました。北極圏でしたので白夜。ミッドナイトサンを眺めながらの走行となりました。ようやくその辺の草むらにテントを張ってダウン。沈みそうで沈まない、夕焼けなのか朝焼けなのか判断つかないミッドナイトさんがそこにあるのでした。
と言うわけで、今週は自慢のグラフについて書かせて頂きました。
1992年、メキシコで、「こんなグラフがあったら面白いなあ」と思い立ち、世界旅行が終わるまで各地で走行の記録をグラフに書き綴りました。最終的にこの走行グラフ、45枚にもなってしまいました。今は使うことはまずありません。でも大事に本棚にしまってあるんです。苦労と思い出がみっちり詰まった大切な旅の記録なんです。
皆さんも何か風変わりな「旅の記録」ありませんか?またお教え下さい。

<写真上:ノルウェーノールカップ夕日>
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久しぶりに右肩上がりのグラフを見た気がします。
あっ、僕のタバコ代も右上がりや。
内容を一望できるようグラフにすることができるのって才能と思います。
グラフ化することそのものは方法や技術なので、誰にでもできるのですが、行うかどうかはその人の資質みたいなところに頼るのじゃないかな、と。
そういうグラフや一覧表にまとめるような仕事を今しているのですが、途中で嫌になって仕方ありません。
自分がわかってしまうと人に説明するのが面倒なのです。
人に理解してもらったときの喜びだけが糧です。
(糧とか言った時点で才能なしが露見するわけです)
走行グラフかっこいいです!