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Wink君に魅せられて

Wink君(前回の記事を参照して下さい)に乗って初めて家に帰ってきたとき、私の奥さんは唖然としました。
「いいやろー」と、Wink君をクルクルと得意満面で乗り回している私に向かって、明らかに混乱している調子で言ったのです。
「何がいいんか、ぜんぜんわからへん・・。もう私、わたし、・・わからへんわ!」
そして、タタタタッ・・・と夕陽に向かって走っていきました。

走って行ったのは冗談としても、彼女が狼狽したのは、つい先ほどまで(フラットハンドルの)ロードに乗って前傾姿勢でピューと高速で走っていた私が、かたちの全然違うママチャリに乗って背筋が垂直に立った姿勢で悠々と帰ってきたからでしょう。

彼女はしばらくした後に、ポツリと
「それに、全然似合わへんし」
とも言いました。どうやら私には普段からロードに乗っていて欲しかったようなのです。

以下、私の奥さんのことを離れ(バイバーイ)、より一般的な話に展開したいと思います。

  • 自転車に楽しく乗るなら、スポーツ車が一番。スポーツ車でなければ始まらない
  • ママチャリは実用車であり、ママチャリでサイクリングを楽しむことはできない

このような考え方は、サイクリストの間ではごく当たり前のように蔓延しています。しかし、いったいいつの日からママチャリが悪、という程でなくとも、無知の象徴になってしまったのでしょうか。これは誤った考えです!新しい商品を買わせようという企みの下に、「新しくて高価なものが、より優れている」という都合の良い概念を押し付ける商業主義のせいに他なりません!

ちょっと興奮気味になってしまいましたが、私は商業主義に反発してWink君を選んだのではありません。(確かにWink君は2000円でした。安いです、はい。) 単に実用的な自転車が欲しくてWink君を選んだのでもありません。(カゴもチェーンカバーもついてます。極めて便利です。) ましてやウケねらいでもありません。そんな理由より何より、私はママチャリであるWink君に乗りたい。と思ったのです。

このサイトの第一回目の投稿で私は、
「自転車に楽しく乗れるかどうか(すなわちサイクリストであるかどうか)は、自転車に乗っていることに意識的であるかどうかで決まる」
という趣旨のことを述べました。自転車を単なる道具や手段とみなさなくなった瞬間から、自転車に乗ることがバチグンになり得るのです。

私の場合、これはWink君に乗る場合でも当てはまります。Wink君は単なる実用的な道具ではないのです。高速巡航が得意なビアンキ君には決して真似のできない形態の、意識的なサイクリングを可能にしてくれる素晴らしい自転車なのです。

では、Wink君はどのような意識的なサイクリングを可能にしてくれるのでしょうか。それは、名付けて…

超スーパースローライドです!

超スーパースローライドとは何かについては、次回。

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コメント13

sotaro :

 タクヤさん、『白い円』拝見しました。そしてコメントを読んでちょっと考えました。

 今朝、先のコメントを書いている最中はそれ以上のことを思いませんでしたが、『白い円』をみて昔から幾人かの作家、茶の人が○に惹かれ挑んでいたコトを思い出しました。そして幽玄さを感じています。

おっしゃる、『真円って実際には存在せず、コンセプトとして人間の心の中だけにある物かもしれません。』にはそうかもしれないと思います。世の中にあるいくつかのまるいモノだと信じられているものは、実は刻々とカタチが微妙に変化し続けているような気がします。それはヒトの目で確認できるものと、あまりに微少なためヒトの目では確認できないものと両方あって、変化の原因は周囲からの外的要因、あるいはそのものが内包する力による内的要因によったりするのかも。

そんなことを考えていると、真円、真実、、、『真』という字には、『こういうことにしときましょっ。』という人為的な規律の臭いを感じてきました。『真』とは『自然界の理』に一見限りなく近いようで限りなく遠い感じ。

なんて極端なコメントだろう。と書いていて感じますのでここらへんでよしときます。

タクヤ :

どんどんWINK君から話がそれて申し訳ないのですが、下のsotaroさんの話を読んでこんな作品を思い出しました。

振れ取りやホイール組みの時考えるのですが、真円って実際には存在せず、コンセプトとして人間の心の中だけにある物かもしれません。

sotaro :

 古今東西、自然界にあってヒトのこしらえたものでない○っていうのはちょうど満月とヒトの瞳だけかしら。

 夜の明かりといえばお月さんだけ、というヒトの大昔に思いをやると、いっぱいの明るさを得られるのは一等表面積の大きい満月。恐ろしい暗闇にあって、満月がもたらしてくれる明るさはとてもヒトに安心を与えたんだろうなぁ。それもほんとにまん丸っていうのは一晩だけだから、大昔のヒトは毎度満月になる夜の日を心待ちにしていたんだろうか。それだから自然まん丸っていうのに特別想い入れを持つ習慣もあったかどうかなかったかどうか。
 そしてそんな憧れの満月を三十夜も待てないっていうんで、ヒトはなんとか待つ間、形だけでもいいからまん丸お月さんを拝みたいっていうんで地面や岩壁に描いたり、葉っぱをまるくちぎって飾ったりしたことがあったかどうかなかったかどうか。いびつな○。
 きっとその次に正確に○を描く術をみつけたんだろか。ツタの両端に枝結わえたりして一方は中心軸、一方は円周を描くためとか。そんなことあったのかな。
 おもうと、『ひと月』という単位もお月さんがあってのものなんだなぁと。一日も一年も。

 そんな有史以前からヒトの憧れ、まん丸なお月さんを親に持つ自転車の車輪、、、。すごいですな。はは、すんごいこじつけになってしまいましたが、こんなことを思いました。

タクヤ :

えー本文とは関係ありません。sotaroさんのお話に出てくる車輪の元祖ですが、僕は勝手に、古代ローマの女神様Fortunaが人間に与えてくれた物だという話にしてます。

彼女のイメージはしばしば車輪の上でバランスをとっている姿で描かれています。
Fortunaは旅人やギャンブラー、剣闘士等、リスクを背負う人々をの守護神だそうです。
人間の運命を良い方向にも悪い方向にも導くそうです。車輪に乗っかってるのでどっちに行くのか決まってないらしい。
英語のFuture(未来)、Fortune(転がり込んでくる財産)は彼女の名前から来ています。

自転車に乗っていると神様に祝福されているかのごとく爽快ですが、落車すると地獄の責め苦のように痛い。これはまさしく気まぐれな女神Fortunaの仕業としか考えられません。

それが何故車輪の元祖なのか?読み返すと何のことやら自分でも解りませんが、とりあえず車輪はこの神様と関係が深いのです。

power :

◆金魚 様
こんにちは。
自転車に楽しく乗っておられるようですねー。スバラしいです!
>毎日の行き帰りが楽しみでなりません。
私もです!明日もWink君に乗りますよー。
今日はWink君の荷台に、荷物を縛り付けて走ってみました。
超クールでした。


◆sotaro 様
くだらない返答で、申し訳ありませんでした!
最近、自分の中からハチャメチャさ(面白さ)が抜けて行っている気がしていたのですが、この感覚は間違っていなかったようです。
いつの日かsotaro様をギャフンと言わせる返答を書けるように、自転車の練習に励みたいと思います。手始めに明日はWink君で猛烈に飛ばします!


◆@わ 様
T.Pポンは藤子不二雄の作品の中で、二番目に好きです!
一番は・・・モジャ公

@わ :

●sotaro様

昔読んだ漫画に「タイムパトロールぼん」(藤子・F・不二夫)というのがありまして、
その中に、メソポタミアかなにか粘度板にくさび形文字の時代に主人公たちが向かう話がありまして、
そこで主人公が車輪の発明を目の当たりにして、陸上での大量輸送、高速移動の始まりと興奮するというのがありました。

僕自身の考えではないですけど一応。

ところでsotaro様はどうお考えですか?

金魚 :

powerさん、こんばんは。
「意識的」激しく同感です。
記事を読んでウンウンと頷きっぱなしで、首が少し痛くなりました。
首がいたくとも、明日自転車に乗りますとも。
駅までのおよそ12分。
ままちゃり(改)で
毎日の行き帰りが楽しみでなりません。

sotaro :

くだらない返答ご苦労様です。
ってこんなん載せていいんやろか?
僕はあなた自身の考えを載せてほしかっただけです。

power :

◆タクヤ 様
コメントありがとうございます。まあやっぱりイメージって大切ですよね。
>くれぐれも音速を突破しないよう、お気をつけてください。
いや、そんなに無茶苦茶速い自転車乗りではないですよー!
でも、悪い気はしない・・。

◆sotaro 様
自転車の歴史は、
自転車広場
に詳しいです。
最初の自転車ではないかと考えられているセレリフェール(上記サイトに写真あり)について、
「フランスのパリに住むド・シブラツク伯爵はある暑い日の午後、自ら製作したセレリフェールにまたがって公園に現れた。」
と書かれています。結構笑えます。

◆niwa-chan 様
そうなんです。気に入るということが一番大事なことですよね!
愛着を有する自転車に乗れていることで十分満足しています。
>今度のバイクは「うん・・ちょっと出かけるし~」とまるで靴を履くように自転車を意識しないで乗れる
そうですよね。私も「自転車に乗ることを意識」なーんて言ってますが、気軽さもWink君の素晴らしさの重要なファクターです。

◆skd 様
>自転車のいいところのひとつは、日常と違ったスピードから日常を見る、というところだと思います。
なるほどなるほど。その通りですよね!
毎日自転車に乗っているとそれが日常になったりするのですが、でも仰るとおりだと思います。
久々に参加したレースは、美山ロードでした。
結果は・・ガク
また頑張りまーす。

skd :

ママチャリが無知の象徴だというのは、現状をよく表した表現かもしれません。
実際、僕もママチャリをバカにしていたようなところがありまして、目下猛省中であります。

自転車のいいところのひとつは、日常と違ったスピードから日常を見る、というところだと思います。
どれくらいのスピードが快適かは人それぞれですね。
車並みのスピードで走りたい、という人もいれば
ちょっとぐらいの駆け足ぐらいでいい、という人がいて然りです。

超スーパースローライドについての記事、楽しみにしています。

ところで自転車の試合だったそうですが、美山ですか?それともツアー・オブ・ジャパン?
美山なら僕も行っていましたが、powerさんにはお目にかかれませんでしたね。残念!

niwa-chan :

お気に入りの自転車と出会えてよかったですね!私も最近ちょっとお気に入りの自転車に出会いました。知り合いのガレージで眠っていた安物の折りたたみ自転車です。何故気に入ったかというと・・私は自転車が好きだけど、ロードバイクとかMTBとかは持ってるけど、もっと気軽に、身構えなくて日々の私の生活に入ってこれそうな気がしたからです。今までのバイク生活はどちらかと言うと、「ヨシ!走りに行くぞ!ババ~ン」的なところがあったけれども、今度のバイクは「うん・・ちょっと出かけるし~」とまるで靴を履くように自転車を意識しないで乗れるのですね・・・意識しないと言うところはpowerさんと少し違うかも知れないけど、そんなところが気に入りました。

sotaro :

なんだか僕はどんどん自転車の元始がしりたくなってきました。おかつあの、ヒトを夢中にさせる自転車の大黒柱である車輪(○)ってどこでどの時代に生まれたんやろうって。
いったいどれだけ昔のヒトがどんなしてあの○を見つけたんやろう。見つけたヒトはえらいなぁ。幾何学って僕は暗いので○の生い立ちが現在わかりませんが、とにかく○ってすごいなぁ~と思いました。

タクヤ :

僕はWINK君のような自転車が大好きですが、
奥様の気持ちも良く解ります。

POWERさんがママチャリに乗るというのは、
いわばV8気筒OVC4000ccニトロチャージャー付きのエンジンを軽トラに載せるようなもんです。
ウィリーしながら道路に燃えるスキッドマークを残して飛んでいきそうです。

アメリカでトラックに軍用ロケットブースターを取り付けて走ったら、空に飛び上がって崖に激突した人がダーウィンアワードという表彰を受けていましたが、奥様はそれを心配されていたのでは無いでしょうか?

くれぐれも音速を突破しないよう、お気をつけてください。

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