超スーパースローライド
Wink君ことママチャリに意識的に乗る私powerが提案する、いま、最も新しい自転車の乗り方、それが“超スーパースローライド”です!
話はいきなり逸れますが、私が横浜で一人暮らしをしていたときのことです。京都にいた彼女(現在は私の奥さん)に電話で、
「こっちは坂が多くて、自転車に乗っている人が少ないよ。結局は歩く方が楽みたい」
と言うと、彼女はこう言ったのです。
「へえー。こっちはおじいさん達が、いまにも止まるんちゃうか、ていうくらい、ゆーっくりと、ママチャリに乗ったはるわ」
それを聞いて、ああ、そうやったなあー。京都には、ものすごーくゆっくりと自転車に乗るおじいさん、おばあさんが沢山いたなあ、ええなあー。と、私は無性に京都に帰りたくなったのです。
そんなこんなで、あれがこうなって、これがああなっているうちに京都に居を構え、Wink君で京都の街中を自転車で通勤している私なのですが、
Wink君に乗っている最中に、電話で話したことをふと思い出したのです。そして、
「おじいさん達は、どうしてあんなにゆっくりと走るのだろうか?単に脚力が無いからだろうか?それとも・・・」
このような疑問が浮かんできました。
そうだ。Wink君なら答えを出せるはず。私はやってみることにしました。それまで颯爽と走っていたWink君のブレーキレバーを握ってキキーっと減速し、フラつかない程度の超低速走行を開始しました。歩いている人と同じくらいか、それより若干速い速度です。他の自転車にどんどん抜かれます。
すると・・。
こ、これは!生まれてこの方、体験したことのない世界がそこにありました。
ここにこんなカンバンがあったとは。この家はこんな色だったのか。などなど、高速(いや、中速でも)走っていた故に、見落としてしまっていたものが思いもよらず沢山沢山あったのです。極めて新鮮でした。
これを超スーパースローライドと名付けよう。と思いながら私は街中の風景を堪能しました。繁華街を抜け、二条城のお堀の横に差し掛かっても私は速度を速めませんでした。ものすごーくゆっくり走っているので(もちろん歩道を)、非常に安全です。よそ見もしまくりです。景色を心ゆくまで楽しむことができます。そして、徒歩よりも遙かに楽なので、景色に集中することができます。こういう事だったのか。と先ほどの疑問が氷解しました。
だんだん、抜かれることが楽しくなってきました。
バビューン、誰も僕の前を走らせない。トリャー!ではなく、モタモタ、誰も僕の後ろを走らせないっ!トアーッ!ノロノロ。ってな調子です。
すごーくゆっくり走っているご年配のサラリーマンを見つけ、低速デッドヒートを繰り広げてみたりしました。余裕で勝ちました!(すなわち、私の方が安定しつつも遅かった。)
この超スーパースローライド、低速走行安定性が滅法高いように設計されているママチャリだからこそなせる技なのです。(また、ママチャリならば、超スーパースローライドを心から楽しむためのかなり重要な点として、低速で走っていても誰にも怪しまれないというメリットもあります。そうです、これは、
- 自転車は風をきって走るのがいい!
- 自転車は爽快な乗り物だ!(それを楽しむためには、高性能の自転車がいい)
という先入観並びに常識を根底から覆す、新しい自転車の乗り方なのです!
坂が多い場所では今ひとつ楽しめないという欠点もありましょうが、サドルにまたがるとついつい脚に力が入ってしまうあなたや、何も考えずに自転車に乗っておられるそこのあなた。一度でいいので、超スーパースローライドをお試し下さい。
ついつい速度がでてしまう?低速でフラフラしてしまう?じゃあ、ママチャリがオススメです!

<画像:超スーパースローライドは新しい自転車の乗り方>
トラックバック(1)
このブログ記事に対するトラックバックURL
» レトロですか?(壮年自転車紀行-45歳からのサイクリング日記-)~のトラックバック
ダイドーの広告です。ホーロー看板の雰囲気を真似てプラスティックで作ってあります。 取り立ててレトロなものが好きな訳ではないのですがラーレーや実用車、ランド... 続きはこのサイトで。

>地球の自転速度1700km/hが加わります。
それだけではありません。公転の速度110000km/hも加わります。
ふと気がつくと、アンドロメダ星雲に対しては720000km/hの速さで走っています。
さらには宇宙の果てに対しては10800000000km/hで...
宇宙の偉大さを思うと、ペダルを漕いでゆっくり進むのはどうでもよくなりました... あれ?
◆ ジョン 様
コメントありがとうございます!
このように、過去の記事へのコメントも大歓迎です!
>ロードでは通れないような
>細い路地を走り抜く楽しみはママチャリでしか味わえない!
同意します。(うんうんと頷いています。)まったくその通りです!
最近、仕事に遅れそうで、急いでママチャリを走らせてしまうことがあったのですが、今朝は余裕を持って家を出たので、ゆーっくりと走ることが出来ました。その時の楽しさといったら!
全く同じ事を思って、2年前に無印の緑チャリを買いました。
本当は郵便局員みたいな赤のママチャリが欲しかったんだけど、どこにもない!
だから、酒屋みたいな緑チャリにしたんです。
スロー運転で八王子から新宿まで行ったんですけど、ロードでは通れないような
細い路地を走り抜く楽しみはママチャリでしか味わえない!
あえて遅く走る楽しみということでトラックバックさせていただきました。
私はママチャリではありませんがやはりゆっくり走るのが大好きです。
Powerさま
再度の投稿すみません。
>「超スーパースローライド」は、もーっともーっと、低速にて走行するんです。誰よりも遅く、今にも止まりそうに!
コレ見て、私の「してるつもり」のスタンディングが
そうではないかと思いました。
完全に止まれなくてジリジリ進んだりします。
◆ タクヤ 様
>つまり自転車の偉大さは低速走行にあるわけなのです。
やはりそうですか。
取り立てて空気抵抗の事は意識をしていなかったのですが、それは意識させられ無いほどライディングを楽しめたと解釈すれば宜しいわけですね。
>やっとスローライフの波が自転車界までやってきました。
スローに行けば、なんだか損をしている気分になってしまうのがサイクリストの素直な心情かもしれませんが、スローに行くことによって特をすることが多くあるんですよね。
ここで補足説明なんですが、私は単に「ふわーっと、ゆっくり、のんびり走っても楽しいですよ」と言っているのでは無いんです。それは「ポタリング」というやつです。
「超スーパースローライド」は、もーっともーっと、低速にて走行するんです。誰よりも遅く、今にも止まりそうに!
◆ OG-K 様
こんにちは。早速ですが、コホン。
「PAS PAS PASっとYAMA-HA PAS!」
歌ってみました。
さて、YAMAHA PASですか。いいですね。乗ってみたいです。
PASで超スーパースローライドをしたら、さぞかし楽しいだろうなあ・・。
>自転車が好きであると同時に京都が大好きだからです。
はい、よくよくわかります!
この度、街中をブラブラ(超スーパースローライドで)走って、京都ほど自転車に対して寛容な街があるだろうか、と改めて実感しました。
◆ KSK 様
仰るとおり、それも楽しいと思います。
>ピストでゆったり走っていると、殺気立ったロードやMTBの人たちが
>「オレはヤルぜっ!」といった風情で並走してきたりする
>そんなのにもお構い無しにスローライドを楽しんでます。
極めてクールですねー。前傾姿勢が苦にならなければ、ピストでも超スローライドを楽しめそうです。
◆ SORA 様
相変わらず激しく乗っておられるようで・・・。
>しかし!まどろっこしさが先にたち、
ひょっとして、“チンタラ”乗っておられませんか?
もっと、もっと、もーっと!ゆっくり、加速や減速とは関係の無い世界に突入してみて下さい!
・・って何かの怪しいコンサルみたいですね。
◆ @わ 様
全く関係の無い話、ありがとうございました!
では、折角ですので、私も全く関係の無い話をします。
6月4日は、虫歯の日です。
全く関係の無い話でした。
それではみなさん、CIAO!
まったく関係ない話をさせて下さい。
昨日「切りがいいところまで仕事をやってやるZE!」と題して、
切りがいいところまで仕事をやってやりました。深夜0時ちょうど。
すぐ帰って眠らないと、と思いながらもコンビニによって立ち読みして帰宅し、
すぐに風呂に入って眠ればいいのに、
なんだか眠れないな~、でも眠い。布団を敷こう…
…それも嫌だな、と言ってもこのまま座っているのも嫌だし…
眠る気ないのかな自分…でも眠いし…なんか…
と、うだうだ眠らずにふとテレビを付けたのが2時。
すると、自転車レースのダイジェストが始まったのです。
そうです!自転車の精霊が僕の頭を叩いて、眠らないようにしていたのでした。
その後、布団に入って観ていたので、富士山ステージ途中で寝てしまいましたが。
全然関係ない話でした。すいません。
こんばんわ。
先週末は土曜日に琵琶湖一周(160km)し、日曜に山岳コースをガッツり走りこみ、満足したSORAです。
実は私も同時期にママチャリ、それも日本が世界に誇る石橋製のものを手に入れておりまして、、、、
確かに前傾姿勢では見えなかった世界がそこにはありました。
しかし!まどろっこしさが先にたち、『全身の細胞が加速せよ、と命じる』(PAT.P松本大洋)ものの、当然無理がありダメでした。
自転車暦が短いせいか、DNAがそれを規定するのか。。。
でも、そういったいろいろな価値観を広く受け止めてくれるのも自転車のすばらしさなのかも知れません。
ママチャリによるスローライドも良いですが、踏み切りギヤでゆっくり流すのも良いです。
踏み切りフリークの方ならご存知でしょうが、重めのギヤ比だと人が歩くよりユックリと走る事ができます。
ピストでゆったり走っていると、殺気立ったロードやMTBの人たちが
「オレはヤルぜっ!」といった風情で並走してきたりするんですが
そんなのにもお構い無しにスローライドを楽しんでます。
なにせコチラは、ひとたびモガけば
50キロoverの世界まで一瞬ですから(スミマセンちょっと嘘つきました)余裕の構えです。
脚の力だけで加減速が思いのままなんで、
お散歩自転車(プロムナード)こそ踏み切りが適してるのかも知れません。
こんばんは、いつも欠かさずチェックさせてもらっています。
MTB関係のHPを運営している割には、普段はYAMAHA PASに乗っているOG-Kです。
僕も超スーパースローライドに大賛成します。
僕なんか3段変速さえ、「2」にして乗っています。
それは、自転車が好きであると同時に京都が大好きだからです。
Powerさんなら分かってもらえますね?
感激です。やっとスローライフの波が自転車界までやってきました。
自転車で移動する事は奇跡といってよい程に輸送エネルギー効率が良いのですが、時速30kmを超えた場合、出力の3分の1は空気抵抗と闘うために使われ、この割合は速度が上がるほど大きくなるのです。
つまり自転車の偉大さは低速走行にあるわけなのです。
「いやそれでもスピードは大事」という方は東に向かって走りましょう。地球の自転速度1700km/hが加わります。