00_power

丸岡レースレポート:その3

そこでアタックしてどうなる?なんてことはお構いなく、とりあえず行っとく!的な感じで逃げがどしどし打たれるんです。素晴らしいことです。積極的。決まりそうなアタックがあれば乗るぞと思っていたのですが、この様子ではまだ決まることはないだろうと、傍観することに決め込みました。本音の理由:しんどいから。

するとそこに! うさぎちゃん=「ちょっとひとやすみのカンバン」 が出現。ここからが登りなのか。ゴクリ。なぜゴクリなのかというと、登りはしんどいからです。今から苦しいことが始まると思うと、いやだなあと思わない人がいるのでしょうか。

しんどいのがいやなので、ツジモトさんの指令は無視して、アタックすることなくとりあえず集団についていくことにしましたが、ツジモトさんのある言葉だけが思い出されました。
「アウターで登り切れるで。」
実直さが取り柄の私はこのアドバイスを「インナーのギアを使う必要なし」のように考え、インナーに落とさないようにしたのです。

集団内の10番目くらいで登っていたのではないでしょうか。集団から離されるということはなさそうですが、登りは案外苦しいと感じました。はやくトンネルよ出てこい!と思いました。すると見えてきましたよー。あれですあれ。愛しのトンネルちゃんです。はじめまして。あのトンネルまで走ればあとは下りです。すばらしいトンネルです。はやく吸い込まれたいです。

するとそのとき!カチャーン。チェーンが外れました。おわー!
アウターロー(前のギア:右側、後ろのギア:一番左)という無理のあるギアでガシガシ踏んでいたせいです。間違いありません。

幸いにして私に追突する人は誰もおられませんでしたが、きっと後ろの人は焦りを覚えたと思います。この場をかりて謝ります。失礼致しました。

タイヤはハスるはチェーンは落とすは。そのとき、私は自分がこのカテゴリーのレースで最も厄介なヤツであることを確信しました。なはは。

何秒を要したのかわかりませんが、チェーンをきちんとかけ直して自転車に再び乗り始めると、トンネルまで後少しというところで集団から後れて苦しそうに走っている人達がパラパラと集まっていました。

楽に行こうよ。チェーンが外れたなら仕方ない。言い訳として十分さ!という気持ちが出てくるのですが、ここで先頭に追いつかなければ後から追いつくということはものすごく大変になことはわかっています。ココイチのカレー1300gを3分で食べるくらい大変です。

そんなに早くカレーは食べられない! アターック!
と必死に踏みました。折角アタックするなら先頭でアタックしたかったと思います。ほんとにもう。

トンネル内は真っ暗です。人がいるのはわかりますが路面状態は見えません。そういえば先輩のNK島さんは「丸岡のレースではトンネルで落車したから注意ですよ」と言っておられましたが、落車がコワイだのなんだのカレーに納豆はいけるだのいけないだの言っている場合ではありません。この場合、誰かの後ろについて足を休めたくなるものですが、その誘惑に屈してはなりません。そこにいると先頭集団にはいつまでたっても復帰できないのです。前へ前へ。もっと前へ。

下りの途中で先頭へ追いつきました。フウ。この先頭復帰の安堵感は海水浴場でたった一人泳いでいるうちにひそかに溺れかけ、なんとかして砂浜へ帰り着くことができた時のそれに似ています。

下り終わると平坦な道が続きます。のどかな風景です。
しかしのどかさに気づかないかのように、皆様は攻撃的に走っておられるのであった。スピードメータに目を落とすと、平坦で50km/hが出ていました。これぞレースです。

しばらく行くとぽっこりとした山が出てきました。ブラッキーさんがおっしゃっていたのはこれですね、これ。次の周を待ってなさいよ!

・・・最終回へつづく

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL

コメント1

ブラッキー :

いけーっ!

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。