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丸岡レースレポート:その4-最終回-

2周回するうち、1周回目が終わりました。

私は走りながら、暑い・・・。と思っていました。今までレース中に暑いと感じることは無かったのですが、今日は格別に暑い。なので、本日を、「初めてレース中に暑いと感じた記念日」に設定させていただきます。

再び、ちょっとひとやすみのカンバンが現れました。ここでもアタックはしませんでした。ここで自分がアタックをしても絶対に決まらない。他の人の逃げも決まらなさそう。じゃあ、集団で登り切ればいいや。と思ってしまったのです。今から振り返ってみるとなんて消極的なんでしょう。しかしレース中はえらくしんどいため、冷静な判断をすることができないことがありますことをご理解下さい。にゃはは。

登りが始まったとき、私は先頭から二番目の位置にいました。前の人が素晴らしくグイグイと走るわけです。後ろにピッタリと付きながら私は、「なぜこの人はこんなに急ぐのだろうか」と首をかしげずにはいられませんでした。チラっと後ろを見やると、2~3メートル程度でしょうか少し集団は離れています。それくらいその人は頑張って走っておられるわけです。「やーんぺ。」と思った私は、少し踏むのをやめて集団に戻ろうとしました。すると私を追い越す際に、ある人が「ほれ!ガンバレ!!」と励ましてくれました。

今度はきちんとインナーのギアを使い、無理なく集団で登り切りました。あとは下り、平地、ゴールです。おおっと、ぽっこりとした山を忘れていました。

しかし、頂上あたりから激しくアタックをかけ続ける一人のライダーがいるのでした。平地になってからもその人はバンバンアタックをしかけているのでした。後ろから見ていて私は、パチパチと手を叩きました。本当に両手放しをしたら危なくて仕方がないので心の中で叩きました。青いジャージの人です。あまりにワンダホー(注:ナイスな走りであったということ)だったので、後で、誰か確認しました。ら、あの、ツールド北海道でスプリント賞も取ったことがある超スピードマンのSRKW選手でした。そりゃすごいはずです。

さて、そろそろぽっこりとした山が出てくるはずです。まだかまだかと待ち侘びていました。まーだかなー。こんな歌を歌う理由は、コースがよく分かっていないからです。一周しただけでは覚えられません!

すると目の前に現れしは!! →→ ぽっこりとした山(山なんて言いながら、本当はちっこい丘なんです)そのとき私はまたまた先頭から2番目でした。先頭の人が横にどいて、私は先頭になりました。どうすべきか。行くしかない! トァー!!!!!とアタックしました。誰も追ってきませんでした。ナイスアタックです。だがしかし。今、冷静にワインを飲みながら考えてみると、そのときひたすら逃げれば良かったんです。でもなぜだか私の心には迷いがありました。「ちょっと待つか。」と考えてしまいました。なんでそんな事を思ってしまったんだー!!なんでかなーなんでかなー。これは世界の7不思議に数えられており、解明できればノーベル賞が獲得できると言われています。言われていません。

後ろから一人追いついてきました。その人は「行ける!行けるで!!」と言いました。私は「おお!」と言いました。いいですねー。ところがその人はあんまり前をひいてくれませんでした。な、なんでやー!!

私は最後の左カーブを先頭で通過しました。残りは1km弱。後ろをちらっと見ると、集団は迫ってきていました。ああ、もうムリだ。私のレースはここで終わりました。集団に吸収されました。なんとかスプリントに参加したいとは思いましたが、もはや良い位置につけるのは難しそうです。

集団はかなりコンパクトになっています。危ないです。「もっと左に行ってぇー!」と誰かが何度も叫んでいました。こんな叫びを聴いたのは初めてです。余程怖かったのでしょう。残り200m。表彰台の夢は消えました。バイバイー。

するとそのとき、目の前の人が転んだのです!キキー!ドギャァーガリガリー!!!!

どわー!!!!よけられない!!!!

この時の気持ちを数字で表すとすると、よくわかりませんが、999です。限りなく1000に近い。よけられません。

バギャ!!

横転している人に衝突しました。転びました。50km/hは出ていたでしょう。転んでいる瞬間にどんなことを考えていたか。「なんでやねんー。」と同時に、「あーらら」と思いました。妙に冷静になるんですね。

残り100mで私のレースは完全に終わりました。横たわっていると、自転車を押した人が通りかかったので、「水を下さい」と言いましたら、その人はボトルの水を分けてくれました。ごちそうさまでした。怪我は奇跡的に少なく(簡単な擦過傷)てすみました。それが不幸中の幸いです。

勝負を仕掛ける箇所がわかっていたのに、それを生かし切れなかったという反省点はありますが、まあまあ楽しめたのではないでしょうか。

レース後、東尋坊に行きました。多くの観光客でにぎわう東尋坊を見て私の妻は、「こんなん東尋坊とちゃう。冬に来なあかんね」と言いました。

終わり。

トボトボ感満点
<写真:落車後、治療を受けるためにスタート/ゴール地点に向かう私。トボトボ感満点です。>

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コメント10

power :

yaezo 様
落車すると痛いようですが、実はその瞬間は痛くありません。
その後にジワジワと・・・キャァー!!
この度は大して痛みが無く、本当に助かりました。ラッキーです。

な! 様
わかりますわかります!
そうなんですよね。落車している瞬間の冷静さってすごいですよね。
きっと、アドレナリンがドッカーンと噴出するんですよね。人間の身体ってすごいです。

フカオ 様
お気遣いありがとうございます。
目の前の人が転んだせいで、私は落車する羽目になったのですが、レースだし仕方ないかなあ。とあきらめました。
自転車も、ホイールが若干フレただけで助かりました。余程綺麗に転けたんでしょうね。

楽観 様
コメントありがとうございます。
確かにあの日は暑く、下手をすると熱射病になりそうでした。
ちょっとひとやすみカンバン、なかなかいいですよね。ペダルを踏むのを休むわけにはいきませんが、気持ち的にリラックスさせて頂きました。

koooga 様
レースは楽しいですよ!
なんてったって、自分の体力を使って行う必死のゲームですから!
レースレポート楽しんで頂けましたか?思いのほか長くなってしまい、すみませんでした。
鈴鹿では安全に、そして楽しく走って下さい!

N.A 様
どんな原因かは知りませんが目の前の人が転んだのが私の転倒の原因なのですが、実際は私があの位置で走っていたのが最も重大なミスだったと反省しています。
力不足です。

okadaman 様
変なことを思い出さないで下さい!
落車したからといって別にレースが終わってしまうというわけではなく(今回は終わってしまいましたが)、落車はレースの一場面だ、程度に軽く考えています。
もちろん落車は何が難でも避けたいハプニングですけどね。
今回はレーパンが破れたのが痛かったです。

えびはらさん 様
私の絶叫なんかでレースに興味を抱いて頂けたのでしたら、それはそれは光栄です。
落車って、走行している自転車からすると不自然な出来事なので、恐怖感を抱かれるかもしれませんが、実際はそうでもないです(ひどい怪我をしてしまう場合を除きます)。
だからきっと、皆さん落車を経験しながらでもレースに出るんじゃないでしょうか?

SORA 様
こちらこそ丸岡では声をかけて頂き、ありがとうございました。
丁度スタート前でしたので、あまりきちんとご挨拶出来ず、すみませんでした。
SORA様も落車?されたのでしょうか。
お互い次回!また頑張りましょうー!

SORA :

丸岡お疲れ様でした。

レース前に、声をかけさせていただいた、SORAです。

落車、残念でしたねー。
張り出されたリザルトを見て、
お怪我をされていないかと心配だったのですが、
大事には至らなかったようで、安心です。

私はというと、接触で、、、、
不完全燃焼でした。

いやーへこみました。

でも、次ことは!と燃えています。

では、またレース会場で。

えびはらさん :

powerさま

レースお疲れさまでした
いやー、私はスポーツ観戦というのは
それ程興味を示さない方なのですが
やはり『実況(絶叫?)』が素晴らしいと
メチャ愉しいです

いやいや落車とは大変でしたね
怪我が少なくてホントに何よりです
春に参加した八耐でも落車をいくつか見かけ
あ~こわ~っと思ったものです
上級の方々は綺麗な一列となり
風抵抗を減らすのだと聞きますが
冷静に考えると
誰かがこけたら大惨事でしょうね
私には怖すぎてそんな集団には入れません!
(追いつかないだけですが.....)

それでは、また愉しい実況をお待ちしてます

ps 最近、私の周りがロードレーサー流行です

okadaman :

数年前の美山を思い出しました・・・。

私の前をさっそうと?スローモーションで滑り落ちていかれるpower様を。その後血まみれで再び集団の中に登場されたpower様。さすがに「力の差」を感じえずにはおられませんでした。

N.A :

落車した直後って自分の痛みよりも(感じるのは案外遅い)自転車の壊れ具合の方が気になるかな。
ロードは前の人がどんな動きするか分からないから、ホントに怖いね。

koooga :

お疲れ様でした。
レース楽しそうですね~。
自分は今度鈴鹿で年甲斐も無くレースデビューします。でも平坦で50km・・・・・・!?
スポーツは勝ち負けじゃない!って心の中で叫んでおります。
昨日ツーリング中に宿泊させてもらった山の上の宿の主に、ここまで自転車でよくこれたね~って誉めてもらってちょびっとうれしかったです。く~!
レースのレポートはおもしろいので、どんどん出場してどんどん書いてください。楽しみにしています。 

楽観 :

初コメントします。

私も初参加しました。丸岡(別のクラスですが)。
「ちょっとひとやすみ」や「ぽっこりした山」の景色と共に、臨場感満点で伝わってきます。

powerさんのゴール前の落車の瞬間、
私は熱射病寸前で、水道の水を直で頭から被っておりました。

東尋坊には、「命の電話」なるものがあるそうです。
見たことありませんけど。
監視カメラも設置されたそうです。

フカオ :

落車、怖いですよね。
ロードレースにおける落車、もう何年も前の話ですがボクも1回あります。
ボクはゴール前にチョロっと先行して、集団に飲み込まれたその抜かれ際にどなたかのハンドルが引っかかり転びました。そのとき、ハンドルがDHバーになったことだけを覚えています。
powerさん、怪我はたいしたことがなくよかったですね。自転車は無事でした?

な! :

 思わず昨年のTour de Okinawaでの落車を思い出してしまいました。
そう、落車の瞬間、妙に冷静になるんです。

 先に転んでいる選手がこちらを見ている顔もよく見えますし、それを見ながらなんだかスローモーションで突っ込んでいく自分のこともわかっています。
さらに、次の瞬間真っ青な空が視界全体に広がっていて「あー、きれいだなぁ」って思いました。レース中なのに。

 自転車ごと一回転していたのにたいした怪我もなく、なんとかゴールまで走りましたが、ゴール前500mほどのところでの落車でしたので、それまでなんとかくらいついていた先頭集団ははるかかなたでした。
あまり痛みを感じなかったのはどうしてなのでしょう。

yaezo :

power様・・・、あぁ、想像するだけで、痛いです。
いえ、わたしは痛くありません(どっちやねん)。

わたしは実は今日、初めてロードレースを生で見たときに、これまた初めて「落車」なるものも見たのであります。
レーパンは破け、血が出ていて、それはそれは恐ろしい光景でした。

そしてその後、選手の傷口もしげしげと観察させてもらいましたが、もう見ているだけで痛いのです。
いや、わたしは痛くないのですが(どっちやねん)。
とにかく、ガクブルです。
あんな傷を負ったら、わたしは「アガッ、アガッ、ビェェエエエエエ~~!!!」と泣き喚くでしょう。

powerさんは大事に至らず、良かったですね~。
これも「運」のひとつなのでしょうね。

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