自転車だって人を選ぶ(上巻)
前回も少しお話しましたが、JOKERにはたくさんの高級車が置いてあります。ロード、MTBはもちろん、クロスバイク、トライアル、折りたたみ・・・and so on、あるいはエトセトラ。
これは、わたしが「よし、自転車を買うぞ!」と思い、初めてJOKERに行ったときのお話です。
初めて買う本格的スポーツ自転車。何が良いのやらまったく分かりません。このときはまだ「コンポーネント」という言葉も知りませんでした。自転車について知っている言葉といえば、サドル、ペダル、ハンドルくらいでした。
そんなワケで、一台目は「とにかく自分がコレだ!と思った自転車を買おう。色や形など、パッと見て気に入ったものにしよう」と思いました。
ちなみに、買う自転車はMTBと決めていました。自然の中のデコボコ道を乗り回したい、と思ったからです。
しかし、JOKERにはたくさんのMTBがあります。価格だって数万円~数十万円と随分と幅があります。値段が違うからには、きっと性能もそれに応じて違うはずです。
「山に乗りに行きたいのですが、どれくらいの値段のMTBを買ったら良いでしょうか?」
素直なわたしは、素直に店員さんに訊いてみました。
すると店員さんは
「そうですねぇ、やはり本格的に乗るのなら、最低10万円のものでないとMTBとしてオススメできませんねぇ!」
と言いました(余談:その一年後に行ったときには「そうですねぇ、やはり20万円程度のものでないとMTBとしてオススメできませんねぇ!」と言われました)。
そうか、10万円か・・・。
素直なわたしは"10万円前後"かつ"気に入ったもの"を探し、ウロウロと店内を徘徊し始めました。
最初に惹かれたのはクリーム色のcannondale君でした。そのボディー(フレーム)は美しく力強く、かつ大胆で個性的でした。
しかし彼は(cannondaleの性別は男性です)、
「え、yaezoが乗るのぉ・・・、嫌だね、オレはもっと上手い人に乗ってもらいたいね!」
冷たくそう言いました。
初心者に格好悪く乗られるのは勘弁だぜ、と別のシルバーのcannondale君も言いました。自転車だって人を選ぶのです。
いえいえ、決してcannondale君が悪いというわけではありません。自転車にだって、生きるスタイルや主張があるのです。ただ単に、わたしの考えとcannondale君のそれとが一致しなかった、というだけのことなのです。
そうとは分かっていても、わたしはやはり少し悲しくなり、
「わたしには婦人軽走車(=ママチャリ)で十分ではないのか?」
と思いました。彼女(=ママチャリ)はいつだってわたしを暖かく迎え入れ、どんなに重い荷物でも文句ひとつ言わず、何年もパンクひとつせずに黙々と走っている。なんて健気なんだ・・・。
嗚呼、一体わたしは、どうしたらいいのだ!?
下巻につづく
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skdさん、こんばんは。
yaezo@風邪を引いて既に5日目でそろそろいい加減風邪という状況にも飽きてきましたがなかなか咳が止まらずいつまでもゲホゲホゴホゴホとそれはまるで結核のようないつ終わるとも果てぬ病を背負い込んだ気分なのです。
後半は実はまだ書いておりません。
今から書きます。
正座をして、裏千家流でお茶をたてて、お待ちくださいませ。
わたしは体育座りをして、おやつを食べながら、書きます。
yaezoさん、こんばんは。
初めての自転車話、いいですね。
僕も初めてロードを買ったときのワクワクした気持ちを思い出しました。
後半、お気に入りの1台との出会いに期待します!