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後ろを見る

前略。ツール・ド・フランスなど、ロードレースを観戦していて私がほとほと感心つかまつるのは、選手諸氏の自転車上での自由なふるまいの数々です。

ボトルの水を飲む、ものを食べるは当たり前、ウインドブレーカーをはおる、用を足す(小)、ケガの手当をしてもらう、ジャージを着替える、など、高速走行しながらかようなふるまい軽々と披露するの姿に、私は茫然と「スゥパァクォゥーール!」と一人ごちるのですが、常々私が自転車通勤をしていて、これだけはマスターしたい! と切に願いつつなかなかうまくできなかったのが「後方確認」。

後ろを確認しようとグイッと首をひねった途端、自転車は、というか、自転車に乗った私はフラフラフラと右方向・車道中央に大きく進路を変えてしまう…というあんばい、安全のための後方確認がよけいに危険をまねいてしまう本末転倒状態。

ロードレース選手のみなさんは、後方確認はお茶の子さいさい、手放しで後ろ向いたり、脇の下から後ろ見たりとやりたい放題、それに比べて私の運動神経あるいは三半規管はいかに脆弱なのであろうか、いや、ロードレース選手と比べるまでもないのです。巷で見かけて「あんなあやしげなこと我にはできない!」とおののいてしまう、「携帯電話でメールうちながら走行」する女子学生に比べても、わがスキルの未熟さは明らかなのであった…。

と、憤懣やるかたないというか内心忸怩たる思いを抱いていたのですが、最近、自転車をまっすぐ走らせつつ後ろを見るワザがいつの間にかできるようになっておりました。ブラボー。ハラショー。なぜできるようになったか? これはスタンディング(自転車にまたがったまま足をつかずに静止する)の練習でバランス感覚が少しは身についたからではないかいな? と考えております。

全国の自転車通勤初心者あるいは自転車通勤願望者に私がアドヴァイスしたいのは、スタンディングを練習せよ! なのでありました。

「スタンディングを練習したら後方確認がきるようになった」とか、「スタンディングできないけど後方確認できるよ」「スタンディングできるけど後方確認できない!」などのレポートをお待ちしております。

スタンディングの効能については、他にもあります。それについては後日(なるべく早め)。

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