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私が自転車を愛する理由 by まさ さん

まさ さん
「私が自転車を愛する理由」というお題目ですが、鉄やアルミの塊を愛するという壮大でかつ大変危ない社会問題でもありますので、どうして自転車が好きなのか、どうして自転車に乗りたいのか、その辺を真剣にそこそこ気を抜いて書きたいと思います。

胸に手を当てて考えました。どうやら私は自転車に乗る自分をカッコ良いと思っている様です(笑)。じゃあ乗らない自分についてはどうなのかと言うと、チョットかっこ悪いかも知れないと言う疑念があります。確信ではなく疑念であるところが、底知れない問題をはらんでいます。つまり、何パーセントかはまだカッコ良いかも知れないと思っていて、自転車に乗って颯爽と走ればカッコ良さは増すに違いないと思っているフシがあるのです。錯覚や思い上がりも含めて、なんとか人は心の均衡を保っているのですから仕方ありません。私は42歳の男です。

話は昔に遡ります。今に比べればずっと夢も希望も節操もあった様に思える70年代の事です。小学生だった私がたまに買う少年雑誌の裏には自転車の広告がありました。もちろん少年用の自転車なのですが、後部には光物の装飾(つまり電飾)がこれでもかと言うぐらい着いていて、トップチューブの中程にはこれまた大きな変速レバーが誇らしげに鎮座しています。ハンドルにあるボタンを操作すると後部の電飾がフラッシュすると言う豪華なモノでした。言うなればトラック野郎のデコトラならぬ自転車野郎のデコチャリです。パソコンもTVゲームもなかった時代ですから、男の子の物欲の頂点に君臨していたのは紛れもなくスポーツ自転車でした。確か小学校5年の時、親は私に自転車を買ってくれました。5段変速に電飾もそこそこ着いたスポーツ車です。私は飛び上がるくらい嬉しかったのを憶えています。もちろん有頂天になって毎日乗り回しました。どちらかと言うと私は一人でも何処かへ行くのが平気な性格でした。危ない目にも遭ったでしょうが、知らない遠くの町まで行くのが楽しくて仕方ありませんでした。私が今でも自転車を嗜好するのは、当時身に着けた「放浪癖」が原因の一つである事はまず間違いありません。私は2人の子持ちです。

ロードバイクが好きです。しなやかなフレームからスラリと伸びた細いタイヤが好きです。美しく弧を描くハンドルバーに惹かれます。無人のサドルを見るだけで跨ぎたくなります。ただ速く走る為だけに作られたロードバイクの姿は美しいと感じます。そのロードバイクに乗って長距離を走ったりすると人に話したくなります。自慢したいのです。それは普段の生活が体たらくである事の裏返しです。「聞いてください。すっかり中年になってお腹も出てる私だけれど、ロードバイクに乗って100kmも走ったんですよ!凄いでしょ!」なんて調子で話すのです。聞かれもしないのに。おぞましい限りです。私はそこそこ小太りです。

私の自転車に関する取り留めのない雑感を最後まで読んで下さった方に感謝いたします。本当にありがとうございました。私は京都に住む阪神ファンの中年男です。それでは。

投稿者 経歴

  • 1963年 京都生まれ
  • 2005年 ロードバイクに乗る
  • 趣味は、ゴルフ・自転車・パソコン

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