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「自転車選手ができるまで」OKP×野寺

寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。さあ!語ってもらいましょう。OKPさんと野寺さんでテーマは「自転車選手ができるまで」です。

 対談期間 2005年10月30日〜2005年12月04日[対談終了]

okp

ついに始まってしまいました新企画です。
こんな企画やったらおもろいんじゃないの?っとpower氏にメールしてみたら、そのまま実現してしまったのです。
恐るべしPCD(power's cycle diaryの略ね)!!

で、ここではトライアル好きが高じて職業になってしまったオイラ=okpと、プロのロードレーサー野寺秀徳氏の異色コンビ?が、テーマ「自転車選手のできるまで」にとらわれず(笑)対談することにしました。
どうなることやらわかりませんが、なにとぞ暖かい目で見守ってください。

さて、言い出しっぺの責任として、最初の話題を出さなきゃならないのですね。。。

んー、ではですね、オイラは「店先にあったMTBに一目惚れ」という至極単純な動機でMTBを買ったんです。
世の中ではこれからMTBが広がっていくぞ!!っていう感じの頃でした。

ということで、早速野寺さんへ質問です。
初めてロードに乗った時のきっかけって何だったんですか?
また、それはいつ頃?

野寺

こんにちは、ロードレーサー代表?野寺です。程よく緊張しております。(ウソですが)
okpさんと対談とはこれからどういう流れなってしまうんでしょうか?。楽しみですね。

で、早速質問にお答えしますと。私の場合は、親父が買ってきたロードレーサーを乗り回したのがきっかけですね。
確か中学生の時でした。しかし、遡ればその前は、BMX、マウンテンバイク、さらにさらにokpさんにチャレンジすべく?トライアルの自転車にも乗ったことがあるのですよ!!
だから今でもトライアルには興味があるんですよ~。今度okpさんのライディングを拝見させてください。

okp

オイラのライドで良かったらいつでもどうぞ!!ってナカナカ会う機会もないですが。。。 
それにしても、お父さまも自転車好きだったんですね。うらやましい限りです。
我が家は自転車好きが自分だけなので、自転車の置き場で肩身の狭い思いをしておりました(苦笑)
 
それにしても、ロードの前にトライアル自転車まで乗っていたとは。。。
他にも結構いろいろな自転車にのってたんですねぇ。うらやましい限りです。
オイラは中学3年の時に買ったMTBがいわゆる初スポーツバイクだったんですよ。
なので、職業ライダーの中では遅くに始めた方なんですよね。
 
ところで、その数々の自転車のなかからロードを選んだ理由って何ですか?
またがった瞬間に、頭の中に神様の啓示が降りてきたとか?

power

二条城の北西からこんにちは。powerです。

この度、進行役に抜擢されました。

あんまり顔を出すことはないかもしれませんが、お二人の対談がスムーズに行くようにがむばります。何を頑張るかはあっこちゃんです。ヒミツということです。(←実験的に言ってみましたが皆目面白くないです。)

それでは、okpさん、野寺さん、用意はいいですか・・・・・・・・ファイッッ!!!
(チーン!)

power

どわー!!!

おもむろに格好つけて書き込んだのに、滑り込みでokpさんの書き込みがっ。

HIKKON DE RO ってことですねっ! OKOKOkp さんです! (←これは野寺さんが言った名セリフのパクリです。)

okp

おわぁ!!powerさん失礼しました!!
何も考えずに書き込んでしまいました!!
ま、これも「ナマ」の醍醐味ということで。。。

これからの司会役、バッチリお願いしますね!!

野寺

なんだか、知らないうちに盛り上がってますね!powerさん、よろしくお願いします。

'OKOKOkp さん'は、《おーけー!おーけー!オーケーピーさん!》が正しい読み方ですよ~。念のため。

 という事で、私がロードレーサーを選んだ理由ですね。BMXやトライアル、そして憧れていた、モトクロスバイクやトライアルバイク等をする環境が、周りに無かった事が大きく関係しています。

親に進められて乗るのなら解りますが、田舎の小学生が勝手に憧れていたことです。

危険でお金が掛かるイメージのモータースポーツを、興味の無い親が許してくれるはずも無いわけです。レースなどを見に行く環境も無かったですしね。

しかし、自転車に乗って遊んでいるうちに色々な自転車に興味が湧いてきて、一緒に自転車に乗っていた友達が、ロードバイクを買ってきて、そのうち親父が単身赴任先のスポーツクラブで一緒だった友達からロードレーサーを中古で買ってきたんです。

それがロードに乗った最初ですね。入学した高校に自転車部があって、自転車競技を本格的にする環境が唯一そこにはあったのです。やっぱり環境があったことが大きな要因ですね。

OkpさんはMTBに初めて乗った理由は、トライアルがしたかったからなんですか?

okp

なんだか、自分の名前で新しい成語?ができてるのはとっても嬉し恥ずかしいものですね。しかし、いつの間に。。。。
 
さ、本題に戻って。。。
オイラのMTBを手に入れた&乗った理由っていうのは、「一目惚れ」なんですよ。
もう見た目オンリー100%!!
手に入れた当時(中学3年の冬)には、トライアルはおろかMTBにレースが有るってことすら知らなかったんです。
MTBに乗り始めた頃は「何でもあり」だったので、当然トライアルチックな遊び方も範疇に入ってました。
が、「トライアル」として練習をしだしたのは高校3年生になってからなんです。
 
高校の自転車競技にもいろいろあったと思うんですが、野寺さんは何が得意だったんでしょう?

野寺

勝手に成語作成してしまって申し訳ございませんでした。この対談BBSの案をpower氏から聞かされた時に、返信メールに思わず'ok!ok!okappyさんですよ~!'などと書いてしまったのです!(爆)もし良かったら著作権フリーなので勝手に使ってください。え?要らない?失礼いたしました(反省)

そう言えば私がMTBを買ったのも中学生の時。私も本物のMTBを見たことが無くってカタログで選んで買いました。日本の大手完成車メーカーでもラインナップに3台しか無かったくらいですしね。当時、珍しかったMTBに一目ぼれしたokpさんの気持ちわかります。

私が高校の時に主にしていた競技はピスト競技です。専用のトラックをぐるぐる回るもの。本当はロードに乗りたかったのですが、高校の競技部はトラック競技がメインなんですよね。ロードは日曜日に個人的に乗る程度でした。トラック競技の種目はポイントレースです。数週に一回ゴールラインを通過順に得点が与えられ、合計得点で争われるトラック競技の中では一番距離が長いものです。得点で争われるところなんかはトライアルと通ずるものがありますね。

okp

むぅ、せっかくの著作権フリーですが、自分で自分名前ネタをするのはちょっと恥ずかしいです。。。あ、人が自分の名前でネタを作るのは全然オッケー!!ですのでこれからも使ってください。って使わないか。
 
で、やっぱり高校の自転車競技ってトラック競技なんですね。
ポイントレースもトライアルも得点で競うのですが、トライアルは完全な個人競技、ポイントレースは集団走行ってのが違いますよね。
ポイントレースって集団だし、ずっと駆け引きし通しっぽいので、精神的にも体力的にも大変そうですね。ってナマで見たことはないんですが。
 
でも、3年間トラックを走って、それでもやっぱりロードレースを走りたかったってのはやっぱりツールとか、そういったモノの影響なんですか?
競輪選手とか、そういった道もあったとは思うんですよ。

野寺

 よく聞かれるんですよ、競輪選手になろうと思わなかったのかって。おそらく収入が良い競輪を何故選ばなかった?と言う意味で皆さん質問されるのだと思います。はっきり言って当時お金の事に無知であったし、競輪には興味が無かったんですよね。自分が憧れている世界はロードレースの世界であって、競輪は同じ自転車でありながら全くの別の競技だと思っていました。


okpさんは、競輪選手になるための学校が修善寺(伊豆市)にあるのはご存知ですか?私の出身高校のすぐそばにあったんですよ。身近にあるものより、テレビや雑誌でしか見たことの無いような遠い存在に憧れを抱いたわけです。もちろんツールドフランスを初めて見たときの影響は大きかったですね。ロードレーサーという乗り物自体の魅力も大きかったです。本当に早く、遠くに行ける素晴らしい乗り物ですから。


以後、自分の進んだ道に後悔も疑問も感じた事はありません。むしろ自分が想像した以上の世界が広がっていた感じですね。運が良かったんですね

okp

修善寺行ったことありますよ。その前からその存在は知ってたんですが、行ってみたら遊園地とかまであってびっくりしました。そうですか、あそこの近くのご出身だったんですね。けっこう、険しい山の中にあったような印象があります。あの坂で日々のトレーニングをしていた訳ですね。

「遠くに有るものだから実現したい」ってのはよくわかります。
ちょっと違いますが、トライアルが上達するの楽しさっていうのはそういうところにもあるんですよ。
イメージして、それを試行して、実現する。こんなシンプルな楽しみの連続が、トライアルの楽しさでもあるんですよね。
直近のことと、遠い世界との違いはありますが、案外モチベーションってのはこんなことから生まれるのかもしれません。ってまじめすぎるか。。。
ちなみに「運のよさ」ってのはオイラも感じています。
ここまでほとんどをアドリブ(=成り行きまかせ)できて自転車に乗ることで暮らせてます。運の良さに感謝しなくては。

野寺

そうです。あの山の中でトレーニングしていました。特に高校までの上り坂なんかは、他のクラブ員と競うようにしてダッシュです!登校中の女子生徒なんかいればその争いはさらに白熱するのです!!ま、男子校だったからそれはありませんでしたが...

→イメージして、それを試行して、実現する。
それってわかります。イメージを現実にしていく事は難しいですが、成功した時の喜びは大きいですよね。ロードも走りがイメージに近づいた時の感覚ってあるんですよね。レースでイメージしていたように勝つ事ができた時の喜びは相当なものです。トライアルもロードもその意味では一緒ですね。

okp

イメージを実現に向けて真剣に考えて実行するってのは、何してても楽しいですよね。
自転車とか競技とかじゃなく、仕事でも何でもそうなのだと思います。
「現実的に想像する」ということには、与えられるモノ以上のモノを自分で作り出すってことですからね。
 
オイラはイベントでデモンストレーションするのを仕事にしている訳ですが、そのなかで、この動きはわかりやすいとか、これの次にこれをやったら驚くんじゃないのかな?とかを考えるのが大好きなんです。
で、こっちの考えた通りに、お客さんが沸いてくれるととってもうれしいんですよね。
 
話は飛んでしまうのですが、ここで質問タイムです。
 
オイラは立場としてはフリーという立場で自転車を仕事にしているのですが、野寺さんの場合はチームに所属していることで仕事になっていますよね。
どういったきっかけで、チーム(実業団?)に入ったんですか?
やっぱりスカウトとかされるんですかね?

野寺

私が実業団に入ったきっかけは、確か声を掛けていただいたんですよ。しかしスカウトというほどの事では無いと思います。『もしその気があるなら、このチームで走れるよ』位のものだったと思います。


今、体制のしっかりとした日本の実業団チームは片手の指で数えるほどしか無いんですよ。そこへ入るには実力以外にも運が必要ですよね。もちろん学生時代にがんばって成績を出せた事が最低条件ではありましたが、たまたま若い選手が今のチームに不足していた時期と、私が大学を卒業する時期が重なった事はとても運が良かったです。


しかし、私は静岡県で生まれ育ったため、大阪のチームに行く事は抵抗がありました。大阪がどんな所かもよく知らないし、知り合いも皆無。田舎者の私にとって想像も出来ませんでしたね。本当はなるべく関東のチームで走れればと思っていたんですよ。他の選択肢が無かったわけでは無いんですが、当時最強に見えたこのチームを選びました。自分の甘さよりも、チームとして魅力があるこのチームに入る事を決心したんです。

okp

あ〜、レス遅くなりました。
ちょっと風邪を引いてしまい、一日寝てしまったのです。

オイラはロードの世界の事はよくわからないんですが、「当時最強に見えたチーム」から声がかかるという事は、やっぱり実力が伴わないとあり得ない事でしょうから、やっぱり野寺さんの実力なんですよ。
また、若い身で知らない土地、人の中に分け入っていくというのは大変な事だというのはわかりますね。
例えば今オイラが「仕事がいっぱいあるから東京に出てこい」っていわれても、躊躇すると思います。小学生から住み着いてるこの町に愛着もありますし、練習場所などの新しい環境を整える為に使う労力を考えるだけで気が参ってしまいます。

それにしても、そういった不安を乗り越えてでも大阪のチームに行こうとした「魅力」というのは具体的に何だったんでしょう? 
やっぱり「最強」だった事だとは思うのですが、それ以外にも何かが?

野寺

う~ん。難しい質問ですね。しかし、確かに感じていた魅力はいくつかあります。単純に強く見えただけではなく、常に世界に通用する選手を目指しているように見えました。ヨーロッパのプロになった選手やグランツールに出た先輩も居たし。がんばれば自分にもチャンスが有るかも知れないと思いました。


所属する選手それぞれに個性やオーラがあり、その中に身を置くことは大変であろうけど、そうする事により自分を高められるのではないかと感じました。


土地ばかりではなく、チーム自体にも親しく話した事がある選手が居た訳でなく、私にとって本当に未知で恐ろしい世界だったんですよ!!関西弁話さなきゃかな?とか(笑)


とにかく色々な意味で将来性があり、やりがいが有るチームだと思ったんだと思います。知らない分、自分の中で考える可能性は広がっていたんですよね。


でも知らない土地に出てきて良かった事って本当に多いですよ。今まで知らなかった文化の違いも感じるし、何より今まで以上に故郷が好きになりました。今では日本中、世界中の色々な土地に生活してみたいと感じています。


でもokpさんのように、生まれ育った土地に暮らすことができるのは本当に羨ましいです。いつかは故郷に帰りたいですね~。

okp

なるほど。向上心を持てるかどうかってのは大切な事ですよね。
オイラなんて、何年か前からか「レース出なくていいよ」っとかチームから平気で言われるようになってしまって(笑)。
モチベーションも何もあったもんじゃないです。今はそういった活動をしているせいでもあるけどね。
 
確かにちょっと地元から外に出てどこかに住んでみたいなっとも思いますね。
ただ、今の仕事の内容から考えてそれほどの必要性も感じていないのが本当です。なんせ、オイラの場合は完全な個人活動ですから。
今はこうしてインターネットが普及し、仕事の話などは全てメールか携帯電話で済みますし、休みの日には、落ち着く場所でゆったりとするのもいいものですしね。
まぁ、オイラが怠け者なだけですが。
 
話が戻りますが、やりがいってのをチームに感じられるというのはとっても幸せな事ですよね。
オイラの場合、他のMTBとは毛色の違った競技でしたし、逆に扱いに戸惑われていた感じもありました。こいつ、チームに入れたはいいけどどうしたらいいのかなって(笑)
なので、自分でチーム(=スポンサー)に対してのメリットを考えながら動く必要があると、勝手に考えて勝手に独りでもがいて、常に焦っていたのをよく覚えてます。
今では、トライアルというものも理解していただけるようになり、また理解のあるスポンサーに恵まれ、こういった事を感じる事もなくなりましたけどね。

野寺

え?チームから扱いに困られたんですか?それは驚きです。環境が整っていないところで自ら道を切り開いていったわけですね!!素晴らしいです。

私は'強くなるための環境'について考える事が良くあるんですよね。機材が十分整っていて、トレーニングの場所があり、トレーニングに費やす時間が有り、応援してくれる人がいる。こんな環境があればとても良いですよね。選手にとってこれ以上臨むものは無いのかもしれません。

しかし、それが全てそろっていても、それだけでは選手は成長しないと思いませんか?そのような環境が当たり前になれば甘さが生まれるものです。

逆に、機材も時間も十分に無いような逆境に置かれた選手が、最大限の努力をして強くなる事もあるし、理解してもらえないからこそ、見返したい気持ちがモチベーションになる事もあると思います。実際私にも過去にそのような経験がありました。

だからokpさんのように、自分で考え、焦り、行動に出た事って大きな意味があったんじゃないんですか?そして自分で今の立場を作ったわけですよね。本当に素晴らしいです!!私もそうありたいですね~。

okp

ん〜、困られたというか、お互いに関係を模索していたんでしょうね。
MTBの場合、チームといってもその実情は個人活動ってのが大多数です。
さらに言うと、MTBチーム=メーカースポンサードなので、実際の商品PRの場と考えている人も多いですし、オイラの方もそれを考えて動いていたいと考えていました。
当時トライアルっていう大手メーカーに取り扱い商品すらないライダーがいきなり乱入したのでしょうがないんではないかなと、、、今だから言えるのですが。。。
結局、焦ったあげくに、若気の至りで失礼な事もたくさんしたんですけどね。お恥ずかしい限りです。
 
そうそう、環境についてですが、オイラもそう思いますよ。
強くなるには、あらゆる面で「工夫」という要素が必要ですよね。
時間や、乗り方、フォームなどを自然に「工夫」できる選手は、どんな状況になってもモチベーションを落とす事がないように思います。
そう思えば「工夫」というのは「想像力」とイコールですね。
 
えー、ごちゃごちゃ書きましたが、オイラなりの結論として、恵まれた環境を与えられることは、「記録を残す速い選手」を生み出しやすいと思いますが、「人間味のある強い選手」を生み出すには不向きなんだと思うんです。
もちろん、そうじゃない選手もたくさんいるとは思うのですが。
そこのところどうですかね?

野寺

確かにそうかもしれませんね、自分なりに努力してきた選手には個性がある気がします。
指導者が完璧なメニューを選手に与えたら同じタイプの選手が出来上がる気がしますもんね。癖のある選手が集まってレースした方が面白いですし、それこそが選手のスペシャルな部分=武器になるんだと思います。選手が作り上げられる過程で、環境って本当に重要だと感じます。

あそこに、あの岩があったから技が増えた!なんて経験がokpさんにはあるんでしょうか??

しかしどんな選手でも自分なりの考え方や、意思みたいなものは持ってますよね。そんな意思がぶつかりあたり交わったりしながら、チームは同じ目標に向かって向かって行くんですよね。

okp

チームってのは「目標に向かって力を出し合う集団」ですよね。
構成するそれぞれは、いろんな方向の得意技を持っていて、それを「チームとして勝つ」という目標に対して提供する。
悲しむべくは、トライアルは100%個人競技ですので、競技中そういった要素がほぼない!という事ですが(笑)
 
「あの岩があったから・・・」ってのは、トライアル競技の楽しみの要素のひとつです。
トライアルをやってない人から見たら、邪魔でしかない石のお陰でタイヤが跳ねて、ちょっと高く跳べる、いけそうにないそのラインを攻略できる。っていうのは「ラインを読む&攻略する」という醍醐味ですね。
 
さて、ここで質問です(笑)
今の野寺さんのレース中の醍醐味ってなんですか?

野寺

レース中の醍醐味ですか~?何なんでしょうね?ロードレースは体に感じる苦しみは大きいし、寒かったり暑かったり転んだり。う~ん・・・

トレーニングの成果が走りに現れた時って嬉しいですけどね。
でも勝つ可能性を感じて走る緊張感は、本当にエキサイティングです!!ゴール前の緊張感は本当に耐えがたい重圧がありますが、結果が出た瞬間の喜びはとても大きいです。

勝った事の無い選手も、いつかその瞬間を夢見て、レースを走っているはずだと思います。

okp

「勝つ可能性を感じて走る緊張感」ってのは本当に楽しいですよね。
実際誰でも「勝つ」という目的でなくても、「前にいるアイツを絶対抜く!!」って信じて走っるとワクワク感が沸いてくるものですからね。
きっと、この小さなワクワク感は誰でも感じた事があるでしょうし、だからこそ勝つ瞬間の喜びを想像できるのだと思います。
って、なんか勝手に分析しちゃってますが癖なので失礼。

ところで、野寺さんの書き込みの最初のところ「体に感じる苦しみは大きいし・・・転んだり。」とありますね。
オイラね、ダウンヒルとかクロスカントリーとか、ジャンプとかもしてたけど、未だに「アスファルト」のコケが一番怖いんです。だって固いし。
もうロードやだ!!ってくらいの転倒はした事ありますか?

power

powerです。
okpさんから質問があったまま、野寺さんからの書き込みがないのは何故でしょうか。
いきなりクイズ!
1.京都に某国の大統領が入洛するため、あちこちに警察官がいてところ構わず検問しているから。
2.野寺さんは琉球で行われたツールド沖縄に参加されたため、パソコンが使える環境にいないから。
3.空がこんなに青いから。

答え!
1.不正解・・・警察官によるやたらめったら強引な検問と、野寺さんの書き込みがないこととの関連性は無視可能な程度まで低い。
2.正解
3.不正解・・・これを選んだあなたは金輪際サイクリストではありません。ロマンチストです。

では、
「もうロードやだ!!ってくらいの転倒はした事ありますか?」
という質問に対する野寺さんのご返答を固唾を呑んで見守ることにしましょう。ドキドキ。

野寺

いや~、okpさん読んでくださっている皆様、返事が遅くなってすみませんでした。実は理由がありまして...書き込みが出来なかったのは何故だと思いますか?

1. 京都に某国の大統領が入洛するため、あちこちに警察官が・・・

あ!下に私が出そうとしていたクイズが既にpower氏から出ていましたね(驚)!!
ちなみに私は、このクイズの答え'3番'だと思いました←そう、私はロマンチストです。笑

...失礼しました。本題に戻ります。確かにロードの転倒は怖いですよ。速度が早い上に叩き付けられる地面はアスファルト。その上、コナーの途中なんかで転んだら、そのまま体が地面を滑りながら道の脇にある縁石や溝、ひどい時なんかは崖下に・・・考えるだけで恐ろしいですよね。

ロードレースでのクラッシュで負う傷は殆どの場合、擦過傷と言われる擦り傷を伴います。夜お風呂に入る時なんかは本当に辛いですよ。火傷に似た症状ですからお湯が掛かると痛くて痛くて。つまり転ぶたびに『もうロードやだ!!』って思うんですよ。

でも私は運が良い事に、今まで本当に大きな怪我はした事が無いんですよ。周りの選手の多くは、骨折等大きな怪我をしているんですがね。今のところ運が良いみたいです。

でも最近良く思うのは自分が怪我をした時は、意外と落ち込んだりしないんですよね。逆にテンションが上がったり...。本能的に精神的ダメージを受けないように自己防衛しているのかもしれません。自分の転ぶ姿を見るわけでもないし。

むしろ他人のクラッシュや怪我を見た時に、『もうロードやだ!!...かも。』と思うんですよね。傷は痛々しいし、目の前で起きたクラッシュの瞬間なんかは、恐ろしくて夢に出そうです。

でもトライアルでも、大きな怪我をする事ってあるんじゃないですか?普通なら自転車では走れないような危険な場所も走るんですよね??

okp

お帰りなさい、野寺さん。青い空に導かれて(または大統領警備のSPにつれられて)、どこか遠くにいってしまったんではないかと心配しておりました(笑)。
とにもかくにも、沖縄おつかれさまでした。
さて、読ませていただくと、やっぱりロードの転けって本当にいたそうですね。
正直に言うと擦過傷とか本当に嫌いです。だって、お風呂がいたいんだもん。
その昔、白馬岩岳にあった高速コースなどは、転けかたがまさにロードと一緒(なんせ、コース上にスリップマークがつき、コーナーはタイヤで磨かれて光っていた)で、ひと転けすると、太ももや腰に「ハンバーグ」ができたんです。
しかも近くの温泉は「塩味」でしみる事しみる事。。。あぁ、いやだいやだ。思い出しちゃった。
ただ、叩き付けられる対象がアスファルトってのは恐怖ですね。なんせ、あいつら固いから(笑)。少しくらい手加減してくれるとうれしいですね。
 
さて、ご質問のトライアルですが、案外、大きなケガってのは少ないんですよ。
なんせ、スピード=ゼロ!!ですからね。オイラの大きな怪我は、ダウンヒル、ダートジャンプ、交通事故によってのものだけです。
トライアルでは、まれにタイミングを誤り段差に頭突きを食らわして負けるひとがいますね。
そのかわり、トライアルといえば「スネ」が代表的な怪我ですね!!(力説!!)
利き足の踏み外したペダルが、全体重をのせてスネにヒットするんです。
特にホッピングを覚えて何かやろう!ってころになると頻発するんですね。
しかも、転けた訳でもなく、周りには築いてもらえない事もあり、痛さに耐えられずにその場にうずくまってると非常に寂しくなるという特典つきです。
 
野寺さんは怪我をする事で落ち込んだりしないという事ですが、確かに競技中はケガによって凹む事は少ないでスネ。見方を変えれば、競技者にとっての素質のひとつかもしれませんね。競技中でも落ち込む人は落ち込んでますし。
オイラのデモ中でもそうです。スネを打って血が出ててもヘッチャラ。
ただし、血が出ると見ている人は引いてしまうのですが。。。

野寺

>>ただし、血が出ると見ている人は引いてしまうのですが。。。

そうですよね~。デモ中に血を流したらお客さん引きますよね~...でもそこで落ち込むところを見せないのも大切なんでしょうね。わかります。

ロードレースも相手の体力的なところばかりではなく、精神的な部分も探りながら走るんですよ。逆に言えば、自分の精神的な部分を隠す事&偽る事もレースの戦略の一つなんですよね。

辛い時に辛い表情を隠し、相手の攻撃を交わすこともあれば、わざと辛そうに偽り、相手に攻撃させて体力を奪い取る事もあるわけです。しかし、相手の気持ちを読むのって本当に難しい。選手としての経験が物を言う場面でもあります。怪我をした時に動揺を見せるのは、自分ばかりだけでなくチームにも大きな影響を与えますしね。

今日、テレビでバレーボールを見ていて思ったんですよ。ちょっとしたミスからチームのリズムが崩れて、立て続けに得点を連取される光景がありました。ちょっとした動揺がもろに現れる競技なんだな~と。

デモンストレーション中に動揺して失敗する事って無いんですか?お客さんの中に綺麗な人が居た!とか、昔ゲームのソフトを借りたまま返してなかった友達の顔が見えた!!とか。

okp

お、オイラも見ました。日本対ポーランドの最終セットだけだけど。
動揺が影響するってのは競技がなんであっても一緒なんですよね。
ロードとかの長距離競技では心が折れてしまったらまず勝てないでしょうし、トライアルでもちょっとした失敗を気にしすぎて自分で勝手に崩れていく事もあります。トライアルのような個人競技でも、自分が崩れれば相手の余裕を生む事もありますしね。難しいもんです。
 
で、デモ中に動揺する事があるかって事ですが。。。
もちろんあります!!
一番動揺するのは、お客さんから反応が返ってこないって時ですね。
たまにあるんですが、乗れてるし、何の失敗もない時に限ってお客さんがみんな腕組んでみてたりするんです。喜んでくれているのか、つまんないのかぜんっぜんわからなくてものすごい動揺します。
少しでも声を出してくれたりすると気が楽なんですけど。
自分の失敗が続いてもちょっとオロッとしますが、これは原因がわかりきってるのでなんとか自分の中で対処するしかないですね。デモが終わった後にオロオロするパターンです。
で、綺麗な人がいた場合ですか? これはもう間違いなく元気になっちゃいます。
でも、反応の良いお客さんの方がもっと元気になっちゃいますね。
さらに、昔何かを借りたままの友人が来たら、、、これは例がないからわかんないですね。た、たぶんどうようなんてしないとおもいましゅ。(かんだ)
でも、観客の中に少しでも知った顔があると元気になりますね。やっぱり緊張してるんですね。

野寺

やっぱりそうですか!お客さんからの反応は大切です。'スポーツ選手=目立ちたがり屋'と言う話を前に聞いた事があります。実際それは正しいような気がしますし、そうだとすればスポーツ選手は、人からの反応が無ければモチベーションも下がりますよね。


『自転車選手ができるまで』の過程において周りの人の反応って大切だと思います。中学生の時、親が自転車ばかり乗って、勉強しない私を随分心配していたように見えました。しかし、高校で競技を始めて徐々に成果が現れてきたら親の反応も徐々に変わってきたんですよ。『俺、高校には自転車をやりに行ってるんだよ』と言っても、何も言われなくなりました(爆


そういう周りの反応も嬉しくて、競技をがんばるようになったとも思えますね。結果について周りが何の反応も示さなければ面白くなくなります。レースで勝ったときなどは祝福の言葉を掛けられて「いや~たまたまですよ。」と言いつつ心の中では『もっと言って!!!』と思ってますしね。(笑


スポーツ選手を育てるなら、褒め倒す!ってのも一つの手ですよね。有名なマラソンランナーが監督に褒めまくられて「あれ?私って本当に凄いのかな?」と思い込むようになった、と言っていました。


でもトライアルデモなんかでは、お客さんの反応が良すぎて大技に挑戦して失敗。てこともありそうですね~?

okp

確かに、みんなに見てもらえる=認めてもらえるからってのは、モチベーションを維持するのに重要な事ですね。
トライアルやってる人間には、オイラも含めて褒められるのが好きな人間が多いですね。
いきなり思い出したんだけど、ある選手がデモの打ち合わせでMC(喋る人)に「とにかくオレを褒めて!! オレ自分大好きだから!!」って力説してました。(笑
 
ただし、身近な人間にいつも褒められる事で、世間の評価とのズレがおこる事が多いかなと思うんです。
オイラは今これを感じてますね。
自覚なしに調子に乗っちゃってると、時々ガツン!!っと言われちゃうんですよ。
言われる事はもちろん真っ当な事で反省するんだけど、正直「もうちょっと早く言ってくれよ」って思うんです(笑)。「あんた、あの時褒めてたじゃん!!」って。
ほんとは自分を把握してないオイラが悪いんですけどね。
ま、オイラは褒められると堕落する人間の代表みたいなものですね。
 
結局、褒めるも褒めないも、本人をよく見てからって事ですね。
時々どれだけ成績を上げてきても、なかなか自信を持てないライダーがいますが、こういった人間はそりゃもう力の限り褒め倒すべきなんでしょう。
周りにこんな感じの人いませんか?
もっと自信もっていいのに、もったいないなぁって人。

野寺

居ます居ます!もっと自信を持てば良いのにって人。しかも沢山。
自分の魅力って本人は気が付かないものですよね。逆に、めちゃめちゃ自信過剰だな~。って人も居ますけど・・・

でも、人って表面的に闘志を表すタイプと、内に秘めるタイプの人間が居ると思うんですよ。僕はどちらかと言えば後者です。自分が勝ちたいと思うレースほど、口には出さない(出せない)タイプです。そこに向かって努力すればするほど、結果に対する恐怖心が湧き上がってきるんですよね。その恐怖心って言うのは、方向転換すれば集中力に変えることが出来るんですよ。

闘志を口にすると自分の中の集中力が体から漏れてしまいそうで・・・。集中している人が無口になるのはそのためですかね?もちろん闘志を周りに見せる事によって、自分の意識を高める方法もあります。

私が自信持てば良いのに。って思っていても、余計なお世話になる事って多いいんじゃないかと。私の身近に居るのは素晴らしい選手ばかりですからね。彼らなりに考える事はしっかりしているはずだし、人の心配ばかりしているほど私も強くありませんから(笑)

もしかして周りの油断を誘うように、自信を隠している選手が多いかも!okpさんの周りには居るんですか??

okp

なるほど、確かに内に秘めるタイプの人間からしたら「よけいなお世話だ!!ほっとけよ」って事ですね。
またひとつ指摘されて反省してしまいました(汗)
 
オイラの場合は、競技中にも喋りまくってたことが多かったですね。
喋る事によって、自分の世界に入っていくような効果があった。。。のかな?
少なくとも、とにかく喋る事で気分を落ち着けてたのは確かです。
 
そんなオイラも闘志を口にするってのはあまりしませんね。
コース内で喋る事も、たわいもない事ばかりで「キッツーい!!」とか。
でも競技を始めたばかりの頃は口には出さないものの、そういったオーラを意識的に出そうとしてたと思います。
自分の世界を作って、朝起きてから競技が終わるまで、その世界に浸るって感じでした。この場合、野寺さんの指摘の通り、周りに闘志を見せてる方がよりその世界に浸れるので効果が高い気がします。
 
ところで、質問は「自信を隠してる選手」でしたよね。話が長くてすいません。  
自信を持ってるかどうかはわかりませんが、隠れて?練習しているひとは見かけます。
「最近乗ってる?」って聞くと「いや、全然」って答えるのに、実際に乗ると巧くなってる人がいますね。
ほんとに小学生のテスト前のやり取りのような感じです。
ただ不思議なのは、本当に乗る暇がないのに突然巧くなるライダーもいて、上のコソ錬との見分けが難しいんですが。。。
日々の練習が絶対的に必要なロードではこんな事はあり得ないですよね?

野寺

九州上陸のため、数日携帯電話からの投稿になります。

もちろん、影連(影連習)あります!でも長時間トレーニングが基本のロードレースですから、努めて隠す必要は我々のレベルではあまりありません。

むしろ、私の場合自分だけ皆より長いトレーニングなどする場合、周りの選手に余計なプレッシャーを与えてしまいそうで、あまり見られたくない時がありますね。

私は聞いたことがあります。日本人特有の裏表文化を色濃く持つ京○府の地区大会などでは、『俺全然練習してなくてさぁ』とか、中には大げさに包帯などを巻いて『怪我しちゃってさぁ今日は調子最悪ぅ〜』等と言いながら、影で入念なウォーミングアップをしている選手が沢山居るとか・・・

okp

また書き込み遅れました。
野寺さんも九州からの投稿おつかれさまです。
 
それにしても、さすがに 偽装包帯は初めて聞きました!
う〜ん、すごいですねぇ。
あんまりやってると、オオカミ少年になってしまわないかが心配ですが。。。
 
さすがに野寺さんは『自分だけ皆より長いトレーニングなどする』んですね。
また、それが『周りの選手に余計なプレッシャーを与えてしまいそう』な量ってありますが、もうオイラにはどれだけの練習量なのか想像すらつきません!!
もしも差し支えなければ、『皆より長いトレーニング』てののだいたいの目安など聞かしてもらっても良いですか?
いや、本当に漠然とでいいんですが。。。

野寺

トレーニングは距離をのれば良いと言うものでは無いのですよね。乗るだけ無駄な状況もあるわけです。

しかし、私の場合は昔からの自分のスタイルでもあるし、効率は悪くても長い距離トレーニングをする事によって自分の中にあるレースへの不安を取りのぞく目的も含んでいます。
 
回復を無視して失敗する事もあるし。不効率を自分でわかっていてするわけですから、人に薦めもしないし、周りに誤解を与えそうで心配になる事があるんですよね。

不安を抱えたときは、大体二百キロも自転車に乗れば、その日は満足してトレーニングを終える事ができます。

もちろん私の周りの選手達は皆、厳しいトレーニングを欠かしていません。皆より多い練習=厳しい練習。と言うわけでは無いですよね。

okp

確かに多い練習=厳しい練習って訳ではないですが。。。
まぁオイラのようなぐうたらライダーにしてみると単純に『厳しい練習の上にさらに長く乗る=すごいな』『200km=すごいな』と思う訳です。
 
冒頭に「乗るだけ無駄な状況」ってありますが、野寺さんが「効率は悪くても長いトレーニングをする」ように、非効率な事がすべて無駄って訳じゃないですよね。
 
オイラのデモの動きはトライアル競技に取っては「無駄」な事なんです。
トライアルじゃウィリーなんてしないし、回転して飛び降りたからって競技としては何の足しになる訳でもないですよね。
でも、ひとつのテクニックを身につける事で、他のテクニックにも良い影響が出るんですよ。安定感が増す、とか深みやキレ?が出るとか。
もちろん競技は競技用の練習をしないといけないし、根本的に高さを出そうと思ったらそういった練習・トレーニングが必要です。
筋肉的な事ではなく頭の中で神経が細かくつながっていく感覚ですね。
簡単に言うと「自転車脳」が発達していく感覚です。
ロードの世界ではそういった事ってありませんか?

野寺

あります!いくら理論的に行っても中々身につかない事が、繰り返し行う事によっていつのまにか身についたり。

不思議ですよね〜。自転車脳ですか・・・確かに、選手を長くやっていて自然とそういうものが身に付きますよね。脳内がそれだけに侵されるのも考えものですが(笑)

okp

脳みそが自転車に支配されたらどうなるか?
実は経験が有るんですが、2週間誰にも会う事なく独りで黙々と自転車ばかり乗っていたら、本当に自転車脳だけが発達し、言語障害のようなものが出ますね。
久しぶりに人にあった時に「何言ってるの?大丈夫か?」って本気で心配されました。どうも独り言のようにブツブツ話していたようです。。。
 
これは自転車脳っていうよりも、『脳みそまで筋肉』といわれる状態だと思いますが。。。

野寺

はっは~笑!ありますあります。選手の中にはけっこういますよね。忘れ事が激しかったり、普段ボーっとしていたり。今日もチームメイトとそんな話をしたばかりです。自転車乗ってると頭に血が回らなくなるよな~。と。

しかし最近思うのですよ。自転車に乗って頭の回転が悪くなったのではなく、頭の回転が悪い人間が自転車で成功するのではないかと・・・

だってロードレースって辛いんですよ。それでもまた朝が来れば練習に出かける選手って賢くないかも!でもどんな事でもある程度'バカになる'ってのは大切ですよね。選手を作るコツをもう一つ見つけました'バカになれ!爆

トライアルにはそういう感覚って無いですか?けっこう有りそぅ・・・

野寺

あ!それから九州からは無事帰りました。今は旅の疲れで頭がボケボケです・・・

okp

ほほぅ『バカになれ!』ですか。。。
ん〜、確かにバカにならないと続けてられない事は多い気がします。トライアルで例えれば、嫌ってほどスネにペダルを当てても、そのまま我慢して自転車に乗ってるとか?
または、手のまめがつぶれても絆創膏貼付けてとりあえず乗る。などの事でしょうか?
もうひとつあげるなら、大会のアップ中に岩に顔面着地しても、とりあえず競技は出るとか?また、妙に盛り上がっちゃって成績よかったりとか?
この場合のバカになるっていう事は、つらい事をつらい事と思わず自転車に没頭できるかって事ですかね。これは頭の回転の悪い人間が成功するっていうよりも、その道で成功する人はみんな通る通過点なんだと思うんですよ。
ここまでバカになれたら、成功に向かっての一歩目を踏み出したってくらいの感じですかね?
いや、正直、自分をバカだなぁと思う事は多いんですけどね。あんまり認めたくないというか(笑)

power

とあぁー!
こんにちは。powerです。
えー。お二人の会話は盛り上がっているのですが、だいぶ本筋から遠いところまで来ているような気も致しますので、このあたりで私が茶々を入れさせていただき、シメの方向に持って行きたいと思います。

「自転車選手ができるまで」というお題でしたので、関連した質問させてください。
世の中にはいろんな職業があると思うのですが、
(BGM:はたらく車「いーろんなーお仕事~あるんだな~」)

自転車選手という職業をやっている人生って、どうですか?

漠然とした質問なので、漠然と答えてください!

野寺

えぇ~!!もう〆ですか??
私は後5年くらいはこのまま書き込み続けるつもりだったのですが!
ざ、残念ですが仕方無いです。。。質問にお答えします。

>>自転車選手という職業をやっている人生って、どうですか?

それじゃぁ、漠然とお答えします→バチグンにサイコーです!!!

いや~。このブログのテーマまで一気にたどり着いてしまいました。ナイス!!
え?漠然すぎました?じゃもう少し。

そうですね~。小さいころから憧れていた職業に実際ついたわけです。文句無しに最高です。
私は自転車に乗る事によって、いろいろな事を学び、悩み、解決してきました。そして自転車に乗る事によって自分の世界が広がり、色々な人と出会い、素晴らしい感動をもらいました。

今自分の知っているどんな職業よりも、今の自分がしている仕事は素晴らしいと思っていますよ。そうでなければ体力的にキツイこの職業、とっくに辞めています。

okp

ん〜、もう〆に向かうんですね。ちょっと残念です。

さて、『自転車選手という職業をやっている人生ってどうですか?』っというpower氏からの質問ですが、正直に言うとどうなんでしょうね〜?
 
野寺さんに習って漠然というと、『生かされている事を感じられる』人生ですかねぇ。
 
ここまでにこの対談で書いたように、今のオイラは『選手』というよりも『イベンター』とでもいう立場です。
大会に出るよりも、イベント会場を渡り歩いて、その場にいる人々に喜んで頂くのが仕事です。
野寺さんのように、子供の頃から憧れてきたわけではなく、MTBが大好きで『こういうのやったら面白いんじゃないか?』って事を思いついて、いろんな人に話してたら、いつの間にか今のような職業になってしまいました。
今に至るまでに、一番感謝したいのは途中でこの『面白いんじゃないか?』という話を聞いてくれた方々です。
こういった皆さんから力と知恵を分けてもらいながらちょっとづつ今の自分になってきました。
自分一人では何もできなかった事は自明なわけで、そういった事を感じさせてもらえる貴重な職業に立っていると思います。
 
えーっと何話してたんだっけ?
風邪引いちゃって、ちょっと頭がぼんやりしているので、、、スイマセン。
顔洗って出直してきます。。。

power

トワー!!
okpさんが顔を洗っておられる間に登場!
みなさんこんにちは、司会進行役のpowerです。好きな果物は桃です。

質問へのご回答、ありがとうございました。それぞれが個性的な自転車の乗り方をされているだけあって、お二人の考え方が興味深いです。

お二人の考えを整理してみますと以下のようになりますね。

 野寺さん→ ロード選手を続けられるのは自転車がバチグンだからだ
 okpさん→ イベンターとして自転車のバチグンさを表現できる自分はラッキーガイだ

私も自転車選手になりたいです。

ん?今何時? おおっと、18時51分です。と言うことは・・・そろそろお開きの時間のようですね。では最後に一言ずつありがたいお言葉を頂戴したいと思います。次の質問にクールにお答え下さい。

・この対談はあなたの自転車観を広げるのに役に立ちましたか?

わわ、なんてすごい質問なんだ (自分で書いといて自分で仰天しました。)

野寺

もちろんです!okpさんとの対談の中で、自分の今に至るまでの経験を思い起こし、何故自分が自転車選手を続けているのか再確認しました。しかも、自分以外の人が何故自転車に乗っているのかも知る事ができました。色々な違った過程の中からも、多くの共通の部分を感じましたね。


『自転車選手ができるまで』の過程は単純ではないですが、そこに熱い思いがある事は事実です。今、当たり前となっている自分の立っている場所が、どれだけ素晴らしい場所なのか再確認した気がします。私の自転車観は359°にまで広がりました。

okp

いや本当に意義深かったですね。
正直に言うと、野寺さんのように競技一本でプロであるという事に憧れもあるんです。オイラはそこから逸れてしまいましたから。
 
イロイロとお話を聞くうちに、共通している事、立場で違っている所など、自分が書き込む時にイロイロ考えられて面白かったですね。
この対談は、この先のオイラの生活の中で確実に糧となります。

対談してくださった野寺さん、場を与えてくれたpowerさんに感謝します。

power

約一ヶ月という長期間に亘っての対談でしたが、okpさん、野寺さん、ありがとうございました。

私も進行役としての役目を最後まで果たしきることが出来て喜んでおります。何もしてへんやん、というツッコミは無しでお願いします。

一抹の寂しさを感じますが、これにて 「自転車選手ができるまで」 をお開きにしたいと思います!!

チャオ!
(自転車に乗ってきます)

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