ヘルメットってどうなん?
メッセンジャーってノーヘルメットの人が多いんですよね。 それについてたまーにお叱りを受けたりします。 「サイクリストのお手本としてヘルメットは被るべきです。」とか。 「ノーヘルじゃ、プロ失格!」とか。
「被る、かぶらないはその人しだい。」というのが多数意見だと思うのですが、「絶対被るべきだ!」というヘルメット義務化待望論やヘルメット絶対論も確実に増えてきてます。
僕ですか?僕は気が向いたらパイルダー・オン!です。 MTBを山で乗るときは(最近乗ってませんが)メットは必需品です。 山でメットをしてないと脳味噌向きだしのハカイダーみたいな気持ちになっちゃいます。 岩にぶつかったら頭にキカイダーみたいな段差ができそうだし。 遊びで乗ってるぶんには「絶対こけない!」なんて決意があるわけでもないからなー。 と書いてて思ったけど、岩より車のほうがハカイダーやし明日の仕事はメット被ろかなー。 でも明後日は忘れてるんやろなー。
という感じなので、メッセンジャーの中ではヘルメット右派に属しますが、基本的には「事故らなきゃエエやん。僕ら事故の確率も低いし。」という考えです。
なんて言ったら、「確率の問題じゃないんです!人の命は地球より重いんですよっ!」っておこられたなー。 それで「でもあんな重くて熱いもん被ってられへん。」なんて言ったら「万が一の事故を考えたら要るでしょ、ヘルメットが!」なんて。
聞いた話では「ノーヘルは自殺行為。」どころか、「ノーヘルの奴は死ね!」なんてヘルメット原理主義な人もいるそうです。こわーい、殺されそう。 もしかしたら「ノーヘルは殺す!」なんて人もいるかも知れない。 万が一に備えて、メットより防弾チョッキが必要な気もする。
そ、そうです。モ、モチロンです。確かに万が一の事故で万が一頭を打つことを考えたら、ヘルメットは必需品です。 ヘルメット様は偉大なり!だから撃たないでー!
しかしどうも最近のヘルメットは万が一の事故を考えてないのが多いような気も・・・
あんな穴だらけの激軽のメットで本当に頭が守れるのか? 最近の競技用ヘルメットの基準は段々甘くなってるって話もあるしなー。 冗談です冗談! ジーク、ヘルメット!
実はカリフォルニアでは確か70年代後半に、それまで個人の判断に任されていたオートバイのヘルメット着用が義務付けられたのですが、このBucket‐Lawの是非に関してカンカンガクガクの論争があり、何故かその論争を本で読んだ事があるのです。
ヘルメットは英語でBrain-Bucket(脳みそバケツ)なのでヘルメット着用義務の法律は「バケツ法」と呼ばれるのです。 別にこの法律がザルだというわけではありません。
豆知識→ ちなみにイスラム教シーア派のアメリカ人は、ターバンを巻く宗教上の自由をバケツ法より優先され、ノーヘルでもOKなんだそうです。 へー!ノーヘルOKより、シーア派のアメリカ人が居るのがビックリです。 もしシーア派の白バイ警官がいたら、ターバンでノーヘルのライダーを捕まえるのか?
義務付け反対派が出したデータではクラッシャブルなヘルメット(潰れてショックを吸収するメット)は確かに衝撃から頭蓋骨や脳を守るのですが、頚椎骨折の発生率を高めるそうです。 (頚椎骨折って脳挫傷とドッコイドッコイやん) どういう事かというと、頭が地面に叩きつけられる場合、ヘルメットのテストのように直角方向からの入力はまれで、スピードに比例して路面との衝突角度は浅くなります。 この場合ビリヤードの要領で衝突角度とほぼ同じ角度で地面から跳ね返されるのですが、ヘルメットが潰れた場合、路面との摩擦が増え、逃げ場を失った力が頚椎に集中することで骨折を起こすという理屈です。 力学的に筋が通ってるなー。
角度が浅い場合、長髪やニットキャップでも同じだとまで言う人もいます。 これは筋が通ってないけど。 まぁ、それでヘルスエンジェルスって長髪でニットキャップなんやな。 ターバンもそういうことなんか?
豆知識→ ちなみにヘルスエンジェルスってのは「健康天使」じゃなくて「地獄の天使」の意味です。
それに対する反論はオートバイのヘルメットは内部のクッションで衝撃を吸収するだけで、外側は攻殻機動隊、じゃないや、硬度のある殻体、つまりハードシェルで、また突起物が無いから路面との摩擦は増えないというものでした。 頚椎骨折のリスクより衝撃から頭蓋を守る方が確率的に考えて、死亡や重大事故のリスクを低くすると。 こっちも正しいなー。
でもチョット待ってよ、コレってつまり、ソフトシェルでクラッシャブルな自転車用メットは危ないってことやん! ましてあんな複雑な形で穴だらけで摩擦が多そうやん!
つまり自転車用メットは逆に危ない場合も・・・
ウソですウソ! もちろんヘルメットは偉大なり! 被るならハードシェルで形状のシンプルなヘルメットがより安全だということです。 頚椎損傷の確率が減るはずです。
つまりアレやんアレ! 陸上の格闘技、競輪選手のマン丸のヘルメット! 通称玉ヘル。 直角方向の衝撃にも強いそうです。 これからは皆ケイリンメットだ!
えっ?「あんな重くて暑い物、被ってられない」? なんですとー!
それではまるでメッセンジャーやん。 万が一ってことがあるでしょう! 確率の問題じゃないんです。って確率の問題か。 0、001%、すなわち万が一の頚椎骨折を考えれば競輪ヘルメットが良いのです。 まあ少なくとも、「メットを被りなさい。」と他人に勧めるなら、SNELL90とかENスタンダードしかパスしないメットを被ってる人はケイリンメットを被るべきでしょう。 僕はもう持ってまーす。
と書いてて、フッと思い出したのですが、僕が自転車屋で働いてた頃に何度か事故った人にお会いしたのですが、あごをやられた人がいたなーと。 その店では頭直撃よりアゴ直撃の人が圧倒的に多かった。 顔直撃の人を含めると、頭直撃の倍以上だった気がする。 まあ総数が少ないので統計的な意味はないんですけど。
ここから痛いです。 苦手な人は部屋の明かりを明るくして御覧ください。
一人目はフライトアテンダントのお兄さん。 タクシーのドア開けを喰らったのですが、スラリとした高身長が災いして顔面を窓のフチに直撃。 あごと顔の左半分がえらいことになってました。メットを被ってたにもかかわらず。
二人目は走行中にフレームが破断した人。 人命ほどは重くない地球とキッスで、上の前歯が全部折れて・・・それが鼻の下から・・・痛たたた。 この人はメットなし。
三人目は前を走ってる車の急ブレーキに対応できず追突。 あごからトランクの天面にバゴーンと・・・あご骨折&気絶。 この人はメット派です。 この事故と同じ状態の事故は意外と多いはず。
以上すべて直接知っている例です。 ステムやハンドルバーでアゴや顔直撃はあまりに普通なので書きませんでした。 ちなみにこの三人、それほどスピードを出すかたではありません。
つまりこのような事故ではメットは無意味・・・競輪メットもダメ・・・
そ、そんなわけないですよねー。 ハイル・ヘルメット! アレを被ればいいんです。 アレやん、あのザクみたいな、なんて言うんやったっけ? フルフェイス! フルフェイスを被ってればあんなことにはならなかったのです。
あごは大事だ。 あごへの衝撃は脳震盪だけでなく脳挫傷を起こす万が一の可能性すらあります。 あごが力点、頚椎が支点になり、作用点の脳に直撃以上のダメージを起こす場合があるのです。 ボクシングを見たらよくわかります。 あごブラ~リのノーガード戦法じゃダメなんだと。
メット教の同志よ! これからはオートバイ用のフルフェイスです。 MTBのダウンヒル用はソフトシェルが多いし、エアインテークも開いてたりするから頚椎的にダメ! 絶対バイク用です。
なに?「あんな重くて暑い以下同文」ですとー??? 地球は人命より軽いんだぞ!それをどう思ってるんだ!
と書いてて、フッと思い出したのですが、僕、メット被ってたのに骨盤骨折したやん! それも時速10kmくらいで。 動脈が切れてたらショック死を起こす可能性もあったんだって! つまりメットは骨盤は守らないから無意味・・・フルフェイスでもダメ・・・ではなくて、アレを被ってるべきだったのです。 アレやんアレ、あのザクみたいなモビールスーツ!ってそのまんまか。 「万が一」の10トントラックとの正面衝突を考えればザクでしょう。 なにー?「あんな重くて熱核融合エンジンなもん以下同文」? なんですとー! 万が一の、以下同文。
ヘルメットってどうなん? PartⅡ へ続く
トラックバック(1)
このブログ記事に対するトラックバックURL
» ヘルメット(100rpm)~のトラックバック
とあるブログへのTBです。 僕はヘルメットの有効性を身をもって知っています。 2 続きはこのサイトで。

「質問のコメント入ってるよ。」と教えられて久しぶりに見に来ました。
あごブラ~リ戦法とは何か?
ノーヘルでパンチドランカーになり、今は場末のボッタクリバーの用心棒に身をやつした元ボクサーが、「なんやコラ~~。なめとんのか~、うら~~。」とシンナーで頭が溶けたチンピラ風にだらしなく口を開けたまま首をグラグラさせて威嚇する戦法です。その際視線は空中を泳いでいるのが理想的です。
それで気の弱そうな客の課長にアゴをスコーンとやられて気絶して、同棲している年上のホステスに「アンタも昔はミドル級チャンプを目指しとったのにねー。」とため息をつかれればベストです。
ノーガード戦法は、あごブラ~リではなく腕ブラ~リではないかと。
あごブラ~リ。どないな状態ですか?
あかん、ツボにはまってしまいました。
燕さんという方からこの記事に関して、
”「確立」は間違いで「確率」が正しい”というご指摘をいただきました。
管理者として、掲載する前にチェックを十分行えていなかったことをお詫びするとともに、記載を訂正しておきました。ご指摘ありがとうございました。
また、燕さんのコメントは(何故だかわからないのですが)過度に攻撃的な文面でしたので、失礼かとは思いましたが削除させて頂きました。
powerさん
仮面ライダーか何かで、ショッカー軍団みたいなのが「ジーク・ヘル!」って言うのがあったと思うのですが、何でしたっけ?
大昔のヒーロー物とかB級SF映画って、バイクのメットそのまんまを被ってるの結構あります。
KSKさん
あと、ヘルメットって「シートベルト効果」(でしたっけ?)がありますよね。
シートベルトを着ける行為によって「今から運転するぞ!」という気持ちの切り替えが自然と出来るってヤツです。(何か本文と矛盾することを自分で書いてる気がする。)
他人へのアピールは認めないわけにはいきません。
京都のメトロというクラブにヘルメットを被って行って、そのまま踊っていたら誰も近づいて来ませんでした。僕を見つめている女の子の視線に気が付いて、声をかけたら人をかき分けて逃げられました。満員電車で被ってたら周りの人が全員向こうを向いていた。なんて経験もあったなぁ。
ここ20年で10回の落車、そのうち2回は脳しんとうで救急車で運ばれたKSKです。
(いずれもヘルメット着用時)
正直、私はメットを被る被らないは本人の勝手という考え方なんですが
ワイシャツ、ネクタイ姿での通勤の際でもしっかり被ってます。
(いわゆる婦人用軽快車の場合はさすがに被ってませんが)
被る事によって「オレはヤルぜっ!!」という雰囲気を漂わす事ができるので
他の車両や歩行者への警戒となるのでは?というしょうもない理由です。
もっともヘルメットが着用義務化にでもなれば、なんの意味もない事になりますね。
その時は同じ理由でノーヘルかもしれません。
すみません、バカウケです!
(特に、ジーク・ヘルメット!のところ)