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なぜヒトは毛を剃るのかby skdさん

「なぜサイクリストはスネ毛を剃るのか」難しい疑問だと思います。
ですが「毛を剃る」という行為は必ずしもサイクリスト固有のものではないことは明らかです。例えばこのような問いはどうでしょうか。
「なぜ成年男子社会人の大部分はひげを剃るのか」
もしこの答えが「みっともないから」「それがマナーだから」というのであれば、新たに「なぜそれはみっともないのか」「なぜそれはマナーなのか」という問いかけをしなければなりません。あるいはひげというものに関して実感の沸かない女性にとっては「なぜ思春期を過ぎた女性の大半はスネ毛やワキ毛を剃るのか」と読み替えてもらってもかまいません。
おそらく明確な理由は見つけられないのではないでしょうか。

たしか2003年のツール・ド・フランスDVD(発売元:Jスポーツ)において、「なぜ自転車選手はスネ毛を剃るのか」とのアメリカ人少年からのお便りが紹介されていました。これについてアナウンサーたちはなんとプロ選手にインタビューしており、たしかロビー・マキュアンが答えていました。「理由は分からないよ。ただこれが伝統なんだ」と。
上記情報についてはうろ覚えですが、「理由は分からないよ」との答えが印象に残っています。

「理由はない」とは書いたものの、しばしばこれについてもっともらしい理由を耳にすることがあります。私個人はこれらの理由については懐疑的に思っています。

例えば「ケガをしたときの処理がしやすいから」。
自転車乗りが一番動かす体の部位が脚部だからといって、自転車乗りが怪我をするのはスネだけでしょうか。私個人も何度か落車の経験があります。ジャックナイフ(注:自転車前輪に抵抗が加わることによって後輪が浮かんでしまう動作)によって顔面から路上に叩きつけられたことがあります。当然、顔にケガをしました。大変だ。まゆ毛を剃らなくては…、ということにはなりませんよね。
上記例は極端なものですが、落車によって腕にケガをすることなどよくあることだと思います。ですが「腕の毛を剃ろう」という発想をする人はなかなかいません。

例えば「空気抵抗の低減のため」。
2003年だったか2004年だったか、ブエルタ・ア・エスパーニャ(注:スペインを舞台に3週間にわたって行われるステージレース)で優勝したロベルト・エラスがサイクルスポーツ誌の表紙を飾っていたことがあります。当然、彼のようなトップサイクリストはスネ毛を剃っています。ですが彼は生来毛深いのではないでしょうか。その証拠にその写真での彼の腕の毛のなんと立派なことか。ひょっとしたらはだけたジャージの胸元からは胸毛ものぞいていたかもしれません。ツルツルのスネとモジャモジャの腕。その対比が印象的な写真でした。
「空気抵抗の低減のため」に剃るのはスネ毛だけでいいのだろうか、腕の毛も剃ろう、という発想をする人はやはりなかなかいません。

例えば「マッサージの際にスネ毛がないと便利だから」。
サイクリストといえど、マッサージをするのは脚部だけでしょうか。
また、1週間に1000km、1ヶ月で3~4千kmにも及ぶ距離を走るようなプロのサイクリストにとってマッサージが大切なのは分かりますが、そういった人達はごく一部。多くのホビーサイクリストにとって毎日のマッサージなど贅沢の極み。ストレッチが関の山です。
あまりマッサージを受ける機会のないホビーサイクリストでも、その多くがスネ毛を剃っています。

ですが、理由は分からないにしても私個人も一サイクリストとしてレース前にはせっせとスネ毛を剃ります。(レースのないときはけっこう適当です。)
ん~、なんとなくかっこいいというか、一人前のロード乗りっぽく見えそうな気がするから、ですね。
こんな理由ではだめですか?

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コメント6

skd :

daikokuyaさん、こんばんは。

擁護、というほど強い立場でもないのですが、
とりあえず今度の日曜はレースなのでまた剃ります。

不毛万歳!
「スネツルツル」と「不毛」を掛けるとは…。ナイスです。

しかし、スネ毛についてあれこれと議論や理由付けがあるのは
「スネツルツルのサイクリスト」がまだ日本社会に溶け込めていないことの
裏返しでもあると思われます。
「サイクリストが何の疑問もなくスネ毛を剃れるようになる」のと
「スポーツとしての自転車が受け入れられる」というのは同義かもしれません。

daikokuya :

skd殿、こんばんは。

すね毛剃り派擁護論、お待ちしておりました。
今までどれだけ肩身の狭い思いを・・・
と言うか、我々は世間一般の人から見たら
「不毛な議論」をしてるのかも知れません。

不毛な・・・

おお!やはり剃った方が良いのか!!

No More BOBO!!!

skd :

yaezoさん、こんにちは。

> 「このskdさんは、本当にあのskdさんか!?」

アルコールが入ると人が変わる、とよく言われます。

> すね毛剃り党

ぜひ国会に議員を送りましょう。一票投じます。

> No More BOBO!!!

シンプルかつインパクトのある党のスローガンですね!
レーパンとつるつるのスネが党員の義務でしょうか。

yaezo :

こんにちは!
「このskdさんは、本当にあのskdさんか!?」
わたしはそう思いました。

>一人前のロード乗りっぽく見えそうな気がするから

いいです!それで良いのです!
すね毛剃り党代表としては、どんなに単純な理由であれレーパンとツルツルの足はロードレーサーには必須だと思います。
今後もすね毛剃りを断行してください。

No More BOBO!!!

skd :

powerさん、こんばんは。
(「skdさま」と呼ばれて「powerさん」と答えているのは
 「俺のほうが偉いんじゃー」と主張しているわけではなく、
 親しみを込めた呼びかけであることをご了承ください。)

改めて読み直してみるとえらい長文だったことに気が付きました。
読みにくくてすみません。

> 少し考えてみるだけで、サイクリストすね毛ボーボーの時代が
> 目の前に迫ってきている気がしてなりません。

私は近年のフェミニズム運動の充実によって、
女性のスネ毛ワキ毛もボーボーの時代が来ると思っています。

なんちて。

power :

skdさま、こんにちは。
「理由はないのさ」ネタ、面白かったです。
しかし、人類の歴史で理由はないけど伝統だからという考え方は
信じられないほど重篤な弊害をもたらして参りました。
少し考えてみるだけで、サイクリストすね毛ボーボーの時代が
目の前に迫ってきている気がしてなりません。

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