ペダルと私 by 門さん
ペダルは双子の兄弟だ。右側と左側。右側がお兄さん、なぜっていつも最初に活躍し、最後を締めてくれるから。左側は弟、でも弟だからって軽く見ないでね。走行中、いつも私の安全のために絶好のタイミングでシューズを開放し、また固定してくれる・・・。
いまや私が考え、脳から足先へ指示系統を通じペダル脱着がなされるという現実より、足元で踏みつけられているかのように見えるペダル君達兄弟の絶え間ない努力により、もはやサドルのうえの私は足元で何が起きているか考える必要もなにのだ。
お兄さんが活躍するのは多くて一日10回だ。弟は大体その10倍は働いてくれる。だから見なくても分かるけれど、彼はすでにボロボロだ。でも決して途中で捨てたりしないからね。外国製やロード用の軽いのなんかにも浮気しないよ。最後まで兄弟一緒だからね。
最近は兄弟揃ってドイツ、イタリア、スペイン、アイルランドと飛び回っている。でも太陽の下で汗を流したのはドロミテの有名な峠めぐりだけ。何を間違えかたか、ペダルレンチ伯父さんと一緒にデイバックに入れてしまってドイツ出国しようとしたときは怖かったよね~僕たち兄弟ドイツの空港で生涯を終えるのかと冷や冷やしたよね。君たちとレンチ伯父さんとSHIMANO君さえいてくれれば私は世界中どこに行っても風を切って走りたくなるのさ。乗るものは二の次さ。
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