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美しい日本のペタル 【その1】

何といってもこれからは愛国心である!自分を生かすより大きなるものに対して愛情を持つのは当然である!で、それなら愛地球心、いや愛太陽系心だって必要だ。いやいや冥王星を差別する非国民が出てくるから教育基本法改正には愛銀河系心を盛り込んでいただきたい。

でもまぁ流行ってことで愛国心、I ♥ Japanとなると、サイクリストも国産パーツでしょう。
そして当然ペダルは、我が美しい日本が誇る三ヶ島ペタル(みかしまぺたる)です。日本でペダルを造り続けているのはシマノと三ヶ島だけです。「ペダル」と濁らずに「ペタル」というのが古文みたいでミヤビです。

さて実は今年の春に三ヶ島製作所、またの名を三ヶ島ペタル、as known as MKSを訪問しました。実は海外ではMKSの評価が非常に高く、それも「ガシガシこぎまくるけどMTB用のごついのは嫌!」というハードコアな人達からは憧れを持たれているブランドです。今回もドイツのピスト乗りにせがまれて案内したのでした。Ich liebe MKS!ってな感じで。

で、行ってみたら凄かった。なんと工場見学までさせて頂いたのでした。写真は無理でしたので日本が誇る擬音語満載の文章でご案内します。機械油と焼けた金属のにおいのする広い工場。活気にあふれています。予習したホームページの「生産設備一覧」に「冷間鍛造機」とあったので、コイツがSurvival Research Laboratoriesかノイバウテンみたいにドカーン!ドカーン!と爆音を響かせているのかと思いきや、ゴイーン、ゴイーン、カッシャン、カッシャン、と絶え間なく部品を造る音は、何か精密な物を造ってる雰囲気です。どちらかというとエスプレンドール・ジオメトリコっぽい。カッコエエー!

たくさんある機械の中でもドドンとひときわ目立つダンプカーサイズのマザーマシーン。コイツにグイングインと吸い込まれていくコイル状の鉄線。鉄線といっても直系が2~3cmはありそうです。それが機械の中で何がどうなったか判りませんが、見覚えのあるペダル軸になって大きな受け皿にコトン、コトンと出てきます。Powerさんも愛用のアレです。これ冷間鍛造機の中でも「フォーマー」と呼ばれる機械だそうで調べてみたら京都で造ってるんですね。ああ、愛国心

さて組み立ては別の部屋になります。コチラの部屋の機械は小ぶりです。検査機器などもあります。メリーゴウラウンドのような機械がクルクル回転しながら次々と部品を組付けていきます。最後の仕上げと確認は熟練工のオネーサンがやっています。片隅にはフライス盤がありキリッとした制服の男性の作業員が・・・おぉ!世界最高峰のチェーン引き、CA-NJS!チェーン引きなのに¥4250もするCA-NJS!ドリルでシュルシュルと穴を開けてるよ!CA-NJSに!
「すごいですねー!かっこいいですねー!」
「???・・・」
「いや、憧れのチェーン引きですよねー、でも僕は非国民でSurlyに乗ってるのでCA-MXが本当はいいんですけど、どっちがカッコエエかって言えば、ヤッパNJSやんなーなんて。CA-NJSって仕組みもスゴイですよねー。」
「はー、ありがとうございます。」
実は某国の工作員である僕の妨害を気にかける様子も無く、淡々と作業をすすめる作業服の熟練工。さすが。

(つづく)

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コメント3

sotaro :

ステム。やはり造形がうつくしいです。
だから次回にとっておきます。

ペタル。ああ由来がそうだったのですか。
ああ、なんて計りしれない。
ますます計ることなんてできない。
mikashima petal

タクヤ :

アレ?26.0mmじゃなかったですか。
(ちなみにステムの話です)
こういう大雑把なところがイタリアンパーツの持ち味・・・ってことで勘弁してください。

なぜ「ペダル」じゃなくて「ペタル」なのか?
三ヶ嶋さんでもよく質問されるそうですが、「昔からそうだったから。」とのことです。原語の発音に近い?英語で聞くと「ペダゥ」が近いきがするのですが。創業した昭和20年代にはそう聞こえたのかも。

でも言い出せば"wheel"と"wheelie"を「ホイール」と「ウィリー」って表記してる現在の常識的な表記もそのうちおかしくなるのかもしれませんね。

sotaro :

たくやさん今日はありがとう
クランプ径25.8㎜やったァァ

ペダルではなく、ペタル、花びらなんですね
かいらしいですねっちゅうかおちょくってんのかァァ

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