美しい日本のペタル 【その2】
さて最後は事務社屋の2階にあるペダル博物館。博物館といっても数メートルのガラスケースにペダルがいっぱい入ってるだけです。しかしその内容の濃さは尋常ではありません。SPEEDPLAYのペダルミュージアム(http://www.speedplay.com/index.cfm?fuseaction=pedalmuseum.intro)も真っ青です。
ここではスパイ写真も撮ったのですが、内閣諜報部の妨害によって僕のコンピューターが死んでしまい、お見せできません。ごめーん。だれか是非ともデジタルアーカイブを作って欲しいものです。シルバンロードの原型となったペダルとか、(クイルペダルと呼ぶそうです。確かに羽根ペンみたいな優雅な形。ちなみにステムの「クイル」は中空軸の意味かな?)昔の四つゴムペダルとか、(26×1,3/8サイズのタイヤの自転車に良く使われたのでハチサンというそうです。)靴底に釘でうつクリートとか、ただ歴史の重みだけでなく今見ても気品を感じさせる物がイッパイです。初期のMTBペダルなんかも微妙な時代感がいい。
さて最後に社長、会長はじめ三ヶ島製作所の皆様とお話する機会まで頂いたのですが、なにしろコチラは脳内i-podではジオメトリコが鳴り響いてるは、脳内デジカメは大量のペダルのイメージでオーバーヒートしてるはでキッチリ記録しておりませんでした。読者の皆様、三ヶ島製作所の皆様、申し訳ございません。イエ、お話のあとでご馳走していただいたお蕎麦と日本酒の美味しさは忘れておりません。
大雑把な話になるのですが、国内生産の現実について以下のようなお話だったと思います。
高級、高性能なMKSといえボリュームゾーンは一般車用。一般車の生産は中国本土に移ってしまい、生産と運送コスト、納入のスピードを考えると中国に工場を作るか移転する必要がある。しかしそれには莫大な経費がかかるし製品のクオリティーを維持するのも難しい。三ヶ島では高品質と国内生産にこだわり、ペダルの生産を維持するため自動車部品の生産を請け負う道を選んだ。
クオリティーのMKS、泣かせます。職人魂です。こういう人達がこの国を支えているのです。
生産を海外に移す事自体は正しいチョイスの一つだと思うし、ドイツ人が日本のパーツに正しい評価をするのと同じように、僕も台湾や中国製のパーツをその性能で評価するべきだと判ってはいるのです。また実際に自分の財布を考えると少しでも安い方が良いのも事実です。
でも、同じ国の中で、いや国というより、頑張れば自転車で行けるところで作られている部品というのは、ヤッパリ特別だとも感じるのです。
LOOKもいい。TIMEもいい。Campagもいい。CrankBrothersも頑張ってるし、SpeedPlayやRitchyも捨てがたい。最近はWellgoやVPもバカにしたもんじゃない。あとExustarの変なデザインも僕は気になる。Grungeのフラットロードもいいねんなー。
だけど皆さん。ペダルといえばやっぱり三ヶ島ペタルを忘れちゃダメなんだよ。
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