最高の速度
嵯峨野の六丁峠から越畑までは大体が登りです。それが長いもんだらオヤジには相当辛いです。行く度に「この登りは一生続くのか!」と罵りながら踏んでいます。蝸牛のような速度で。シャカシャカ、ヘロヘロ。
幸せな下りは越畑から始まります。まあルンルンです。神吉の集落あたりで道はいったん平坦になるのですが、本当のご褒美はその先にあります。集落を過ぎると途端に下り出します。見通しが良く、道も広くて綺麗、車もほとんど来ない道。日吉ダムまで一直線のジェットコースターのような下りです。道のほうから「スピードを出せ」と脅迫しているような場所です。
ある日、その下りを死ぬ気で踏みました。恥ずかしながら63キロぐらいでした。どうかそのへんで堪忍して下さい。同い歳のみーこさんはとんでもない速度を出しているようですが、私には怖くてマネできません(みーこさんはふだん何を食ってるんでしょうか)。ましてや、べっちさんの100キロオーバーなんてのは、同じ乗り物の話とは到底思えません。異次元の話です。体験できたとしても、失神するか、レーパンが台無しになると思います。
まあ私のようなオヤジの最高速度なんて高が知れています。しかし私には、それとは別に"最高の速度"いうのが有ります。それは菜の花が咲く頃、愛する桂川の自転車道で、追い風に押されて無意識に踏める25キロです。その夜の酒の肴を考えながら進む、鼻歌混じりの時速25キロであります。
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みーこさん、ども。
ダムへの山道を走るには厳しい季節です。
春になったらまた行って、美味い蕎麦でも食べたいです。
それまでは家で"ハムスター"でもやっていることにします。
追い風に押される"最高の速度"ええですね。
思わずにニヤニヤしながら走ってしまいます。
ただ、行きより帰り道に追い風になって欲しいです。