ヘルメットは保険と一緒 by 西田責自さん
みなさん、こんにちは。大阪の西田責自(せきじ)といいます。
2004年11月、カナダのバンクーバーを出発し、南米最南端を目指しツーリング中です(でした)!
でした?
実は今、旅路半ばにしてトレーラーに轢かれ、日本に帰って来ているのです。
去年の10月、ペルー北部の海岸線、砂漠の中を真っ直ぐ走る太い道。
僕の後ろには大型トラックとトレーラーが、そして前からは観光バスが迫ってきていました。
なかなかスピードを上げないトラックにイライラしたトレーラーの運転手は、シビレを切らし、少々無理な追い越しにでました。僕ら4人の他には誰もいなかったのに!
際どいタイミングで無事追い越しできたトレーラーの運転手は、トラックの前にいた僕に気付いていなかったんです。正面のバスと接触しないように大急ぎで自分の車線に戻った彼は、見事「ヘルメットを被っていない」僕を跳ね飛ばしました。
実は僕、10年以上前に自転車通勤中の事故で頭を打つ大怪我をし、3ヵ月入院した事があったんです。
だから、資金集めに奔走していた数年間、毎日仕事への往復に乗っていた50kmは、もちろんヘルメットを被っていました。
でも、ツーリング中は...。
だって、一時間に数えるほどしか車の通らない、砂漠の一本道ですよ!
事故に遭う確率って、一体?
いつ駐車中の車がドアを開けるか分からない、コンクリートジャングルの中を車の波に乗って走ってるのとは違うんです。
結局、頭部打撲で意識を失い、向こうで1ヵ月入院しました。
そして、今もここで療養中です。
『ここに「頭骨の骨折」って書いてあるけど、これ「脳挫傷」やね。それも結構ヤバイ部位やで、これ』
日本に帰ってきて、精密検査に訪れた病院の医者にそう言われました。
死んでたかも知れない。
幸い大事には至らず、また、良い保険に入っていたので、費用のことで苦労することはありませんでした。そう、保険には入ってたけど、ヘルメットは被ってなかった。
実際、必要になったときになって、思うこと「入っといて良かったぁ」と同じなんですね。
「被っときゃ良かった」
ヘルメットと保険の違い。それは、ヘルメットを被り続けるのに、お金は掛からないことです。ただ、快適でないだけ。
7月。現地へ戻ってツーリングを続けます。そしてこれからは、何時なんどきもヘルメットは外しません。走ってる間は、どこにいようと。
まだやり残してることが、沢山ありますから。
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西田責自さんのサイト:http://www.sekiji.net/
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ちょっと関係無い話なのですが…
このまえ岡山に行って、通学ヘルメットを発明し普及させたお爺さんに会いました。
「横のタマあるじゃろ。補助輪。あれを作る機械で爆発させて(?)ヘルメットを作ったんじゃ。」
「最初は売れんかったが、熊本の学校で買うてくれたんじゃ。そしたらそこの子が事故して、死ぬとこがヘルメットのおかげで死なんかったんじゃ。新聞にも載った。そんだらもう日本中の学校からワーと注文が来て売れたんじゃ。」
とのことでした。
西田さん、こんにちは。
いやはやよくぞ生きて帰国なさいました!
というのが最初の感想です。
うーん。すごい。
でももっとすごいのが、またツーリングを再開するということですね。
うーん。すごい。
やっぱり、もしヘル(もしものときのヘルメット)が重要なのですね!
西田さん、はじめまして
貴重な体験談ありがとうございます。
先日、とある国道の峠で凄く派手な白人のサイクルおじさんを見かけましたが、見知らぬ国で事故に遭わないように工夫されていたんだと気づきました。
続きの旅も頑張ってください。