11_yaezo

誰でも一度は助けられた経験がある

ツーリングなどで自転車に長いこと乗っていると、周りのいろんな人に助けられるんですよね。

「自転車で旅しています」
これは魔法の言葉です。この言葉を言った途端、ほとんどの人が
「まぁまぁそれは大変ね。すごいわ。」
と言ってくれます。
そしてこの言葉を店先で言うと、
「あら、それじゃこれおまけ。サービスね」
と言われることも。
更には
「お金はいいわよ。まだ走るんでしょう?頑張ってね!」
ということも。

こういうこと以外にも、道路状況や美味しいお店などの情報をもらったり、なんとなく仲良くなったり、励まされたり。
車ではありえない、自転車に乗っているときだけ起こる特別なことです。

でもよく考えたら、わたしは特に誰かに対して何かしたことは・・・・ない。
ありゃー。いかん、いかん。サイクリストたるもの、誰かに親切にしなければと思いウロウロと厳島神社を歩くわたし。
今、さりげなく話題を広島に移しました。

するとですね。いるんですよ。サイクリストが。外国人サイクリストが。

「ヘイヘーイ、どこから来たの?」
「○○からさ」(←どこからか忘れた)
「へぇ。ま、頑張って」
「・・・・サンキュー・・・・」

あぁ、まさに今、わたしは外国から来て心細いであろうサイクリストを励ましました。
いいことした。

その後、2時間ほど安芸の宮島を練り歩き、鹿の頭を触ったり(鹿に関して言えば、安芸の宮島は奈良公園です)、もみじ饅頭を食べたり、楽しんでいました。
そして、さぁぼちぼち帰ろうかというまさにその時ッ!!!
わたし、見てしまったんです!
鹿がその外国人サイクリストのサイドバッグを開けて、中身を引っ張り出している瞬間を!
しかし本人はいません。
自転車だけが壁に立てかけてあります。
わたしはその外国人を探しました。
すると、あろうことか、岸壁に座って厳島神社の鳥居を見ながらたそがれているではありませんか。

「わー!!!ちょっとアンタ!たそがれてる場合ちゃいますがな。鹿にサイドバッグ齧られてまっせー!」
「OH!NO!ウヒョヒョーイ」
外国人サイクリストはなぜか爆笑しながらダッシュで自転車を取りに行きました。
そして無事に鹿から自転車を取り上げて戻ってきました。
「サンキュー、サンキュー」
「いえ、お礼はもみじ饅頭で結構です」
「バーイ!」
「・・・・・・・・ち。ハブアナイスディアタイム!!!」

きっとその外国人も祖国に帰って、この文章を同じことを書いているでしょう。
「わたしは日本でのツーリング中、たくさん助けられました。中でも宮島で鹿にバッグを食べられているところを教えてもらったのが一番助かりました。変な日本人はもみじMANJUがどうとか言ってましたが、無視しました。助けられて嬉しかったです」
ってね。

世の中にはあまたの乗り物あれど、自転車こそが最も人間味のある乗り物だと思いませんか?
助けたり助けられたり。笑ったり笑われたり。
まぁとにかく、いいもんです。うん。

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コメント2

yaezo :

なすなかにし君、こんばんは。
元気ぃ~?
(突然、馴れ馴れしくなる)

やはりツーリングの醍醐味は、人との交流ですよね。
丸一日ほとんど人と会わなかったりした後に優しくされたりすると、嬉しいですよね。

>「よしっ、僕のバイト先の某セブンイレブンにサイクリストがやってきたら、いっぱい廃棄をあげよう!」

あ。わたしに下さい。それ。
(好きなパンは、メロンパンです)

なすなかにし :

これですっ!!
僕が自転車旅行行くのは、ホンマにこういうのが理由です!!
久々におもいっきり共感させていただきました。

旅行中、コンビニのおっちゃんが廃棄のパンをいっぱいくれたので、
「よしっ、僕のバイト先の某セブンイレブンにサイクリストがやってきたら、いっぱい廃棄をあげよう!」

そんな日を夢見ています。

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