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2005年シマノ鈴鹿レースレポート (その6:ゴール前の位置取り編)

最後の一周こそ、最も集中して精神の統一を図らねばなりません。周りの皆さんも同じことを感じているので、なんとしてでも勝つ! という気持ちが切れないように注意する必要があります。

具体的にどうしたかというと、もちろん集団のメッチャ先頭の方に行くわけですね。そこではポコポコと単発的なアタックが繰り返されているのですが、今日に限っては明らかに力不足の私は、ヤバそうなアタックがあれば乗っちゃうよ、けど僕はアタックしないからね、だってほら、しんどいやん、という風にアンテナをビンビンに張るだけ張って、走りました。

先頭の方には、いるんです。いはるんです。見覚えのある例のジャージが。彼はやはり巧いのです。強いのです。あのジャージをマークしておけば間違いないのです。彼はあくまでもクール、私もクール。なぜなら弱いから。ニャンポコリンだから。

爆笑する冗談を抜かしている場合では無い。この鈴鹿・逆回りコースにおいて勝利を戴くためには、最後の第一コーナー(逆回りだから第一コーナーが最終コーナーになってしまうという不思議)を5位くらいで通過することがものすごくものすごく重要です。例えて言えば、カレーを作るときに、最後にルーを入れなければならないのと同じくらい重要です。その位置にいなければ、殆ど勝利は無理と思っていただいて差し支えありません。

最後の第一コーナーまでは、結構な下り坂になっています。下り坂ということは、スピードが出る。ということはちょっと怖い。ということは、集団が少しばらける。ということは、落者が起きやすい。ということは、気をつけねばならない。ということは、ニャンポコである。と思ったら! ドギャー! それはもう恐ろしい音が聞こえましたですよ。右ナナメ前の人が転んだ! ママー! 私はギリッギリ、よけることができました。後方から聞こえるこの世のものとは思えない音から推測するに、大落車です。 あーカワイソー。

しかし他人を踏んづけてでも前に行かなければならないのがレースの掟。後ろをちらっと振り返ると、私の後ろには最早だれもいないのであった。今の落車で分断されたのです。ラッキー! レースは人をここまで悪人にさせるのか。そして前方を見やると・・・・1,2,3,4,私で5人!!! 5人一列の集団! 最後の第一コーナーまで残り100メートル程度!!

完璧です。完璧すぎます。私は勝利を確信しました。勝利した後にヒーローインタビューを受け、KKちゃんに投げキッスを送り、かりんとうをポリポリと食べる、そんな甘い夢を自分の中で具現化しました。

先ほどのスプリントの調子からすると、これは行けますよ行けてしまいますよ勝っちゃいますよ。もしもここで勝てないようなことがあるとすれば、私はルーを入れたのにカレーを作ることが出来なかった男になってしまう。そんな気持ちです。もう、勝たないことが無理。みたいな。・・・・つづく(次でゴールしますからね)。

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コメント2

パワー :

みーこさん、こんにちは。
私も過去に戻ってみーこさんに応援されたい気分です。
でも口惜しいことにタイムマシンは存在していないのです!!!

みーこ :

読んでいて過去に戻って応援したくなりました。

しかし、あまりの引っ張りに過去のリザルトを探したことは内緒です。

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